【知らないと絶対損!】賃貸の救世主「ディアウォール」を徹底紹介!

2016.04.19
【知らないと絶対損!】賃貸の救世主「ディアウォール」を徹底紹介!
DIYで部屋の模様替えをしたいけど、壁を傷つけたくない。そんなときに便利なのが『ディアウォール』です。ホームセンターや通販ですぐ購入でき、工事を行わずに賃貸物件の収納スペースを増やしてくれるこの便利アイテム。家のリビングはもちろんのこと、洗面所、キッチン、トイレまで様々な場所で活躍します。使用例から設置する際の注意点、設置にかかるお値段までご紹介いたします!>>忙しい人の救世主!便利すぎる無印良品の収納グッズをネットストアで見てみる

ディアウォールとは?

若井産業(株)の『ディアウォール』は、ツーバイフォー(2×4)材の上端・下端に装着すれば、木材が大型の突っ張り棒となる便利グッズ。床と天井の間に突っ張り、簡易的な柱を作れます。2本以上設置することで壁や棚を設置することもできます。

ツーバイフォー材とは?

ツーバイフォー(2×4)工法とは、2×4インチ(38mm×89mm)の柱を枠組みとするパネルで床や壁などを組む工法。従来の、柱で建物を組む工法(木造軸組工法)に対し、木造枠組壁工法とも呼ばれています。このツーバイフォー工法に使用される木材をツーバイフォー材と呼びます。ツーバイフォー材は安価で軽量、加工しやすく入手が簡単なDIY向きの木材です。代表的な樹種はSPF(エスピーエフ)です。

2×4材出典:http://www.komeri.com/howto/html/02070.html

↑ツーバイフォー材重宝するのが水平器です。ディアウォールを垂直に設置するのに使用します。また、電動ドリルもあると便利なアイテムです。 ↑水平器 ↑電動ドリルがあると作業がグッと楽になりますまた、これと一緒に使用したいのが、ディアウォール専用の棚受け。これで柱の間に、棚となる板を固定できます。 ↑ディアウォール専用の棚受け

ディアウォールのメリットとは?

  • 壁や床を傷付けない。
  • 設置が簡単
  • 棚などの、幅・長さの調節が可能
  • 好きな場所に設置できる。
  • ホームセンターなどで材料をすぐに揃えられる。
最大の魅力は、なんといっても壁や床を傷付けずに手軽にDIYができる点です。中空構造になっている石膏ボード壁に棚を取り付ける場合、下地を探すかアンカーなどを使用する必要がありますが、ディアウォールならその手間もいりません。こちらの記事もあわせてチェック!>>>【DIY】石膏ボードをネジ止めして棚を設置したい!石膏ボード壁の種類と設置法とは

ディアウォールの設置に向いているのは?

  • 新築で傷つけたくない物件
  • 賃貸物件
  • コンクリート壁
  • 砂壁etc...
別名「賃貸の救世主」と呼ばれるディアウォール。穴開けや工事が不要なので、壁を傷付けられない賃貸物件のDIYには大きな味方となります。中古マンションや賃貸物件はどこまでリフォームできるのか注意しておく必要があります。また、マンションの共用部分や、ビスを打つにも特別な道具や知識が必要なコンクリート壁などにも便利です。

ディアウォールの設置にかかるお値段

ディアウォールの本体にかかるお値段は1000円ほどです。2×4材のお値段が一本あたり2,000円前後、柱には2本必要なので、4,000円は最低でもかかります。そして、そのあとは自分がどれだけ棚を設置したいかによって、ディアウォールのDIYにかかるお値段が変わってきます。ディアウォールのDIYは自分でカスタマイズできるところが最大の魅力なので、自分の好みによって様々なものを作ることが出来ますよ。>>忙しい人の救世主!便利すぎる無印良品の収納グッズをネットストアで見てみる

ディアウォールの設置方法

再度のご説明になりますが、こちらがディアウォールのパーツ。木材の両端に挟みます。上端のパーツにスプリングが仕込まれています。ツーバイフォー材にこれらをはさみ、床と天井の間に突っ張れば、ディアウォールの設置は終了です。

ディアウォールの強度は大丈夫なの?どうすれば強度をあげられるの?

便利なディアウォールですが、天井と床の強度に注意が必要です。せっかくディアウォールを設置したのに、強度が弱くて天井や床を破損、なんてことにならないようにしたいもの。

①天井の強度

  • 補強がなく、押すとたわむ天井
  • 和室の天井(サオブチ天井、目透かし天井など)
  • 舟底天井etc...
天井の強度が弱い場合は、梁の部分を探してディアウォールを設置するようにしましょう。

②床の強度

建築基準法の規定によると、住宅の床は、家具や人の重量が1㎡当たりにつき(局所的ではなく、全体的な荷重として)180kgまで耐えられるようにするのが最低の基準とされています。また、ディアウォールをカーペットに設置する際など、床が柔らかい時には、ディアウォールの設置には注意しておくと良いと思います。ほとんどの住宅ならば、ディアウォールの荷重を心配することはなさそうですが、木造住宅で築年数が古く床がたわむなどなら注意しましょう。また、局所的に荷重がかかるようなら、柱を増やして重さを分散させてみるなどの工夫が必要です。強度に注意すれば、自転車、ギター、テレビ、サーフボード、スノーボードなどの設置も夢ではないかもしれませんが、くれぐれも荷重に注意したいところです。

③脚の設置位置

足元を蹴ってしまうと倒れやすいので、なるべく壁側に寄せましょう。

④棚板の設置位置

柱と柱の距離が長くなるほど強度が落ちるので、60センチに一本ほど棚板を入れましょう。

実例

それでは実際にディアウォールを使用したお部屋の実例を見てみましょう。

最も空間利用が命取りになるリビングをDIY!!

リビングには有効活用できる空間がたくさんあります。「もう使えるところないよ〜」と諦めていませんか?まだまだスペースはあるんです!空間利用してみましょう。快適さ、おしゃれさ、便利さが全く違ってきます。オープンキッチンのカウンター下にディアウォールを設置し、絵本置き場に。背の低い子どもも手に取りやすい高さですね。こちらは、リビングとキッチンの間にディアウォールで目隠し壁を。ちょっとした壁を設置したいときにもディアウォールは便利です。

デッドスペースの多いキッチンをDIY!!

たくさんのものを置く必要があるキッチン。調味料や食器、フライパンやミキサーなどの調理用具、冷蔵庫や電子レンジなどの家電、少し挙げただけでもスペースが必要なことが分かります。シンクと吊り棚との間にディアウォールで突っ張りスパイスラックを設置。デッドスペースが収納力抜群な空間になりました。このような低い場所に設置する場合は、ツーバイフォータイプではなく、ワンバイフォータイプがオススメです。小さい調味料などには、もってこいなアイテムです。>>忙しい人の救世主!便利すぎる無印良品の収納グッズをネットストアで見てみる

狭くて使い勝手が悪い洗面所をDIY!!

脱衣所で使ったり、洗濯機があったり、洗濯かごがあったりと、何かと使い勝手が悪い洗面所。そんな狭い洗面所の狭い空間を有効活用し、快適に使用するためにはプチリフォームが必要です。洗濯機の上の空間は、普段何もおいていない状態ですよね。そこにディアウォールを使って簡易的な棚を作ってあげると、そこに洗剤や柔軟剤、お風呂掃除用の用品、シャンプーやボディソープ類のストックを置いておくことが出来ます。洗濯機の上のデッドスペースがなくなりますし、洗剤なども取り出しやすくなるので、ディアウォールを使ったプチリフォームは洗面所にお勧めできます。

おしゃれな空間にしたいトイレをDIY!!

お客様をもてなす時にトイレが整理整頓されていなかったら不快感を与えてしまうかもしれません。逆におしゃれに整理していたら良い印象を持たれるでしょう。ディアウォールはそんなピンチをチャンスに変えてくれます!ディアウォールを使ってトイレの上のスペースに棚を作ると、そこにはトイレットペーパーのストックや、トイレ掃除用の洗剤を置くことが出来るようになります。また、そのようなストック類だけでなく、ちょっとした植物を置くこともできるので、無機質なトイレに彩りが加わるので、心地よい空間に変えることが出来ますよ!

まとめ

ディアウォールは設置に特別な工事が必要ではないので、簡単にとりつけることが出来ます。そして何より、ディアウォールの最大の特徴は、アイデア次第でさまざまな用途に使える!ことにあります。荷重に気をつければ、ディアウォールを利用して本棚の設置も可能です。ダボレール(棚柱・ガチャ柱)と組み合わせてキャットタワーを作成するなど、ディアウォールにはおうちのインテリアをおしゃれにする無限大の可能性が隠れています。ぜひ、ディアウォールをつかって理想のお部屋に近づけてみてはいかがでしょうか。>>忙しい人の救世主!便利すぎる無印良品の収納グッズをネットストアで見てみる
株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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