【要注意!】見落しがちな宅配ボックスの問題点とは

2016.05.21
【要注意!】見落しがちな宅配ボックスの問題点とは
盗難の被害にあったのは、東京都江東区のマンション。1階にある宅配ボックスから、住人が通信販売で購入した商品などが盗まれたとのこと。被害にあったのは30~40代の男女3人で、窃盗容疑で逮捕されたのは住所不定無職で31歳の男。盗んだ商品を転売して生活費に充て、食品は自分で食べていたそうです。警察の取り調べに対し、江東区や江戸川区で約150件の盗みをしたと供述。逮捕のキッカケは、マンションに設置された防犯カメラ映像だったようです。

監修者:針山昌幸

株式会社Housmart 代表取締役
宅地建物取引士・損害保険募集人資格
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盗みの手口とは

f536e509930a1883e0190e54e5ce56f6_sマンションの宅配ボックスは、留守中でも荷物を受け取れるのでとても重宝する設備。ネットや、テレビの通販を利用する人には必需品と言っても良いでしょう。では犯人はどうやって宅配ボックスから荷物を盗んだのか、気になりますよね。宅配ボックスには暗証番号が設定されているので、第三者が簡単に開けられないはず。なのに、犯人はどうやって暗証番号を知ったのか。そもそも今回被害にあったのは、宅配業者が暗証番号を設定するタイプの宅配ボックス。このタイプの場合、宅配業者は暗証番号を不在連絡票に記入して集合郵便受けに入れておく方式。どうも、このタイプの宅配ボックスがあるマンションが狙われたようです。まず、鍵の掛かっていない郵便受けにある不在連絡票を物色。不在連絡票があれば、その住人は留守で宅配ボックスに荷物が届いていることがわかります。そして、その不在連絡票には宅配ボックスの暗証番号が書いてあるわけです。後は至って簡単で、暗証番号がわかっているので宅配ボックスは容易に開けられます。無理にこじ開けるといった手口ではないので、怪しまれることなく持ち去れるわけですね。

宅配ボックスの盲点

宅配業者がその都度ランダムに暗証番号を設定するのですから、通常なら誰も暗証番号を知り得ないはず。しかし、その暗証番号の情報を保管する場所が無防備では意味がありませんよね。この犯人、意外と頭が良い。というか、宅配ボックスの仕組みを良く知っていたようですね。だから、いとも簡単に150件もの犯行を重ねることができたわけです。大概は郵便受けにもダイヤル式などの鍵がありますが、いちいち解錠するのが面倒なので施錠しない人が多い。通常、書留などの重要な郵便物は本人確認をして直接手渡されます。ですから、基本的に郵便受けには然程重要なものは入っていないという認識があります。なので、どうしても郵便受けは無防備になりがち。そこに、盲点があったというわけです。

まとめ

この窃盗事件に於いて、宅配ボックス自体のセキュリティに問題があったわけではありません。しかし今回のケースでは、荷物を受け取る流れに盲点がありました。犯人はその盲点を巧みに利用したわけです。そもそも、セキュリティには何かしらの面倒さがつきもの。いちいち解錠する手間が面倒だからといって郵便受けに施錠しなかった、その油断が招いた被害という見方もできます。利便性とセキュリティ、相反する要素に何とももどかしさを感じますね。解決策としては、最初の防犯システムを搭載したマンションに住むのも良いかもしれませんね。
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マンションジャーナル編集部

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