【保存版】実は枯れやすい? サボテンをキレイに育てる方法を紹介!
2017.11.20

見た目の可愛さと乾燥と暑さに強いイメージから育てやすそうに見えるサボテンですが、実際に育ててみると意外と難しく枯らしてしまうことがあります。今回は、サボテンを枯らさずにキレイに育てるための季節別のポイントや、害虫がついたときの対処法などを紹介します。
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/yoseue080/サボテンは乾燥した地域に生息し、暑さに強いイメージから、少量の水やりで簡単に育てられるように思われがちですが、季節に合った正しい育て方をしなければ簡単に枯れてしまう繊細な植物です。「水やりは霧吹きで大丈夫」「暑さに強いから真夏はたっぷりと太陽の光を浴びせるようにする」「土が乾燥したらこまめに水やりを忘れなければ問題ない」。一見どれも正しいように思えますが、実は間違いだらけ。サボテンを枯らさずにキレイに育てるためにも、ここでサボテンに関する正しい知識を身に着けましょう。
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/yoseue010/種類にもよりますが、ほとんどのサボテンは寒さに強いため、5度を下回らなければ死滅することはありません。温度に関していえば、5度~40度まで幅広く適応することができます。屋外で育てている場合、5度を下回るようであれば室内に入れるかビニール袋を被せて保温するかなどして保温しましょう。ただし、サボテンは急激な温度変化を嫌うため、季節の変わり目に置き場を移動する際は注意が必要です。寒い場所から温かい場所に移動したり、室内から屋外へ移動したりする際は、少しずつ日光に当てる時間を増やすなどして徐々に新しい環境に慣れさせてから移動するようにしましょう。
出典:http://izushaboten.com/saboten/grow.htmlサボテンは季節によって日光管理や水やりの量・時間帯が異なります。それぞれの季節に合った育て方を知ってサボテンをイキイキと育てましょう。
出典:https://item.rakuten.co.jp/flacoco/cact-sanko-6p-happy/
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/yoseue078/
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/yoseue033/サボテンを害虫から予防するために抑えておきたいポイントは以下の通りです。
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/sabotenbox2/他の植物と同様に、サボテンも大きく成長したら植え替えが必要です。回数としては年に1回、成長期の春または秋に植え替えてあげます。植え替えを行わずにいると、根が密集したまま水はけが悪くなり、根腐れを起こしたり、栄養素が少なくなった古い土をそのままにしておくと成長が阻害されたりします。ここで植え替えのポイントを抑えてサボテンをイキイキと育てましょう。
出典:http://izushaboten.com/saboten/faq.htmlサボテンに生育期と休眠期があるのは本当です。正確にいえば、サボテンには、生育期と休眠期、半休眠期の3つの期間があります。
出典:https://item.rakuten.co.jp/saboten-s/yoseue042/サボテンはサボテン科に属する植物で、その多くは多肉植物です。多肉植物は秋から成長を始めて夏に休眠する「夏休眠型」と、春から成長を始めて冬に休眠する「冬眠型」があります。一般的に、夏に休眠するものを「冬型」、冬に休眠するものを「夏型」といったりしますが、サボテンの場合はそのほとんどが夏型のものです。とはいえ、日本の気候においては春と秋が最もサボテンの成長に適した時期なので、「夏型」「冬型」のくくりはそこまで重視しなくても問題ないでしょう。
サボテンは意外と枯れやすい?

サボテンの育成に最適な場所って?
サボテンは湿気に弱いため、室内で育てる場合は、日当たりと風通しがよい場所に置くようにします。窓辺やベランダ付近が最適でしょう。昼間はできるだけ日光が届く温かい場所で育て、冬場の気温が下がる夜間は窓辺から離して育てます。直射日光やに弱いため、窓辺であればカーテンのレース越しで育てるのが安心です。屋外で育てる場合は、直射日光が当たらない日陰に置くようにします。乾燥を好み、湿気を嫌うため、風通しがよく涼しい場所で保管し、雨の日は直接雨が当たらないように注意が必要です。サボテンの育成に最適な温度って?

サボテンの水やりはどうする?
乾燥と暑さには強いですが、サボテンにも水は必要です。サボテンの成長期に当たる春と秋は土が乾いたら鉢の底から水が溢れるくらいまでたっぷりと水を与え、成長が穏やかになる夏は、土の表面が乾いてから2・3日後に水を与えるようにします。サボテンの成長が止まる11月と3月は2週間に1回のペースで水やりをし、12月から2月までは3~4週間に1回のペースに抑えます。梅雨は晴天が続く日に水やりをし、凍結の恐れがある日には水やりを控えるようにしましょう。サボテンにはどんな肥料がいいの?
サボテンには必ずしも肥料を与える必要はありませんが、大きくイキイキと育てたいのであれば、元肥(もとごえ)や追肥(ついひ)を与えることをおすすめします。元肥って?
植え替えのタイミングで鉢の底に入れる緩効性肥料のことを指します。水やりの回数が多い観葉植物の場合、土の表面に肥料を置いたり液肥を与えたりするのが一般的ですが、他の植物に比べて水やりが少ないサボテンの場合は肥料が土に浸透しずらいので鉢底から栄養が届くようにします。元肥

- 商品名:シャコバサボテン・サボテン・多肉植物の肥料
- 価格:275円(税込)
- 内容量:250g
追肥って?
その名の通り、追加で上から与える肥料のことを指します。元肥を使わない場合や元肥の効果が切れたときに使います。土の表面に置くタイプの置き肥だと効果が得られないため、液体タイプの液肥を使います。液肥は水を薄めて使うものと、薄めずにそのまま使えるものがあります。水で薄めて使うタイプのものはダイソーなどの100円ショップでも手に入ります。液肥

- 商品名:ハイポネックス 原液
- 価格:779円(税込)
- 内容量:800ml

- 商品名:ハイポネックス キュート
- 価格:408円(税込)
- 内容量:150ml
季節別・サボテンを育てる上でのポイント

春
日光管理
遮光が適しています。レースカーテン越しに置くと程よく日光が取り込めるのでおすすめです。春はサボテンの成長期です。日当たりがよく、風通しのよい場所に置くようにしましょう。水やり
晴れた日に行います。目安としては月に1~2回ほどで、土が乾燥したときが水やりの合図です。晴天が続き、本格的に暖かくなり始めたら2週間に1回のペースで水を与えます。春はサボテンの成長期なのでたっぷりと与えるようにしましょう。植え替え
成長期の春は植え替えに適した時期です。植え替えは晴れた日に行い、雨の日や日差しが強すぎる日は避けるようにします。梅雨
日光管理
湿気に弱いので、風通しがよく、日当たりのよい場所に置くようにします。屋外で育てている場合は雨に直接当たらないように注意が必要です。水やり
梅雨は水やりが難しく、サボテンが体調を崩しやすい時期です。梅雨は湿度が高く土が乾きにくいため、晴天が続く日の晴れた日に少量の水を与えるようにします。水やりは春より控え、やり過ぎに注意しましょう。屋外でサボテンを育てる場合は、ビニール袋を被せるなどして雨よけをするのがおすすめです。サボテンは湿気に弱いので、本格的に梅雨入りしたら室内に移動してあげましょう。植え替え
植え替えには適していません。サボテンは湿気に弱いため、この時期に植え替えをすると根腐れを起こします。植え替えは5月の梅雨入り前までに済ませるか、9月から11月までに済ませるかのどちらかにしましょう。夏

日光管理
カーテンのレース越しに置くなどして遮光しましょう。夏に直射日光を当てると葉が焼けて枯れてしまう「葉焼け」を起こしてしまいます。「葉焼け」の原因は、葉の急激な温度上昇による組織の死滅です。いきなり日光を当てると必ず「葉焼け」を起こすので、日光を当てるときは当てる時間を徐々に長くするなどしてゆっくりと光に慣れさせ、強すぎる日差しに長時間当てないように注意しましょう。水やり
朝または夕方に少量の水を与えるだけで十分です。真夏はサボテンの成長が緩やかになるので、春・秋ほど水を必要とせず、回数としては月に1~2回程度で問題ありません 土の表面が乾燥してきたら2~3日空けて水を少量与えます。日差しの強い日中に水を与えると、水分が鉢の中で温められて根腐れしたり株が蒸れたりするので、くれぐれも日中に与えないようにしましょう。植え替え
できないこともないですが、成長期の春と秋が最も植え替えに適した時期です。夏はサボテンが休み、成長が止まる時期なので、植え替えを急ぐ必要はありません。秋
日光管理
レースカーテン越しに置くなどして遮光するのが望ましいです。日光に当てる際は、徐々に当てる時間を長くするなどして少しずつ慣らしていきましょう。水やり
回数でいえば、月に1~2回の水やりで大丈夫です。土が乾燥したら水やりの合図です。秋はサボテンの成長期なのでたっぷりと水を与えましょう。気温が下がるときは水やりの回数を減らします。屋外で育てる場合、霜が降らないように注意が必要です。植え替え
春同様、成長期なので植え替えに適しています。冬
日光管理
冬だけは日光に当てるようにします。サボテンの種類にもよりますが、基本的にサボテンは寒さへの耐性が備わっています。出窓やベランダなど風通しのよい場所に置きましょう。夜間は0度以下になりそうな場所は避けるようにします。また、寒さに弱いメロカクタス属やユーベルマニア属などのサボテンは温度を5度以上に保つ必要があります。水やり
冬はあまり成長しないため、ほとんど水やりは必要ありません。秋から冬の初めにかけて徐々に水やりの感覚を空けていき、冬は3~4週間に1回のペースで水を与えるようにしましょう。与えた水が凍結する恐れがあるときは、完全に水やりを止めても構いません。植え替え
失敗の恐れがあるのでおすすめできません。植え替えは春か秋に行いましょう。よくあるQ&A

1.サボテンに害虫はつくの?
野菜や花ほどの被害はないものの、サボテンも害虫被害にあいます。サボテンにつく害虫には、カイガラムシ、コナカイガラムシ、ワタムシ、ネジラミ、ハダニなどと呼ばれるものがいます。カイガラムシは昆虫の仲間で、コナカイガラムシ、ワタムシ、ネジラミはカイガラムシの仲間です。カイガラムシ
その名の通り貝殻に似た白く丸い虫で、植物の葉や枝、茎に寄生して植物を食害します。大きさは2~3mm程度で、寄生されると本来の植物の色が失われて表皮が黄色くなります。コナカイガラムシ
葉の裏やすき間に寄生します。大きさは2~3mmほどで、蜘蛛の巣のようなふわふわとした綿の集まりが見られたらこの害虫を疑いましょう。乾燥を好むため、乾燥のしすぎには注意が必要です。ワタムシ
大きさは2~3mm程度で、綿のような楕円形の袋を覆っています。虫自体は貧弱で綿の中にいますが、綿を覆った状態では水をはじく程の防御力を備えています。明るい場所で活発に動きます。ネジラミ
白い楕円形の袋を覆った虫です。サボテンの根につき、広範囲に寄生すると根の吸収機能を奪い、植物を枯らしてしまいます。植え替えをしているときに見つかることが多く、普段は見つけにくいのが難点です。ハダニ
ハダニはクモの仲間です。赤色のカンザワハダニや黄緑色のナミハダニなどがいます。大きさは0.5mm程度と非常に小さく、肉眼では分かりずらいのが難点です。ハダニは葉や茎を吸汁し、葉の色を退色させます。葉全体が黄色っぽくなったり白っぽくなったりしたときはハダニに寄生されている可能性が高いです。サボテンを害虫から守るために

- 日頃からサボテンをよく観察する
- 屋外で育てる場合は他の植物と離して育てる
- 日光がよく当たる場所に置き、3~4時間は日光浴させる
- 風通しのよい場所に置く
- 乾燥のしすぎに注意する
- 害虫を見つけたら即除去する
害虫を見つけたときの対処法
大事なサボテンが被害に合った場合、早めに害虫を除去することが大切です。害虫は消毒液をつけたピンセットでつまむか筆で払うかして除去します。寄生の範囲が拡大している場合はブラシでかきだすようにして除去しましょう。その際、他の植物に害虫が飛び散って移らないように注意が必要です。2.サボテンに植え替えは必要? 植え替えのポイントは?

植え替えのポイント
植え替えのポイントは以下の通りです。- 植え替える際は数日前から水やりをストップし、土を乾燥させておきます。
- サボテンを鉢から抜いたら古い用土をもみ落とし、2~3㎝根を残してカットします。
- すぐに植え替えずに4~5日ほど日陰で根を乾燥させます。
- 植え替えの際に元肥を入れましょう。
- サボテンを植え替えたら軽く湿らせた用土を優しく入れ、くれぐれも土を押し込まないようにします。
- ティッシュペーパーを1枚上から被せるか遮光をするかして日当たりのよい場所に置きましょう。
- 1週間~10日後にはじめて水をたっぷり与えます。
3.サボテンには生育期と休眠期があるって本当?

生育期
サボテンの成長が最も盛んになる時期です。3月から梅雨時期に入る前の春と、9月~10月までの秋がこれに当たります。3月~4月はたっぷりと水を与え、5月~6月中旬にかけて2~3日に1回のペースに落としていきます。5・6月は朝8時までと夕方6時までに水を与えましょう。9月~10月も春同様に土が乾燥したらたっぷりと水を与えます。半休眠期
サボテンの成長が緩やかになる時期です。7月と8月がこれに該当します。水やりの回数・量は減らすようにします。休眠期
サボテンの成長が滞る時期です。冬の11月から2月までがサボテンの休眠期に当たります。水やりは11月から徐々に回数を減らし、12月~1月に断水します。2月の下旬から少しずつ水やりを再開するようにします。4.サボテンには夏休眠型と冬休眠型があるの?

まとめ
サボテンの育て方は簡単ではありませんが、季節ごとに合った適切な育て方をすれば大きく成長し、花を咲かせることもあります。サボテンは乾燥のしずぎと湿気を嫌う植物です。適度に日の当たる風通しのよい場所に置き、水やりの量や時間帯と毎年1回の植え替えに注意しながらサボテンをキレイに育てましょう。
株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
マンションジャーナル編集部
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