稲井 学:インタビュー
2017.03.08
Q1.稲井さんのこれまでのキャリアを教えて下さい
日本大学芸術学部で録音技術を学んだのち都内の映像制作スタジオに入ったのですが、その後バンド活動をするために一時期フリーターをしていましたね。インディーズバンドの多くが自前の仕事を持ちながら活動を続けている状況をみて、手に職をと思ってWeb制作をはじめたのがデジタルデザインを始めるきっかけでした。いくつか自主的なWeb制作をした後、スターティアラボ株式会社のWeb制作部門にてキャリアをスタートさせました。多数の受託案件を制作したのち自社開発CMSのUI改修を担当したのですが、それがきっかけでデジタルプロダクトの開発部門に転籍することになりました。電子ブックやARサービスのオーサリングツールや、iOS/AndroidアプリのUI/UXデザインを統括してユーザーに使いやすいサービスを届けるために試行錯誤を重ねていましたね。同社が100人に満たない頃から500人規模に成長し東証一部に上場するまで、UI/UX面で貢献できたことは今でも誇りに思っています。Q2.稲井さんが働く上で大事にしていることはありますか?
「ユーザーに使いやすいデザインをスピード感をもって作成すること」です。次に「チームとして、デザインを楽しみながら作れる環境を創ること」ですね。僕の主な仕事はデザインで、プロダクト作成においては一部でしかありません。だからこそ、良いプロダクトを生み出すためにもチームプレーはすごく意識していますし、それがユーザーの皆さんへ良いものを届けるために欠かせないものだと思っています。
Q3.稲井さんが一番仕事の中で楽しさを感じる瞬間を教えて下さい
自分が出したアイデアに他の人が乗っかってさらにいいアイデアが出た時ですね。1つのアイデアを自分の中だけで突き詰めて行くことも重要ですし、音楽の世界でいえばそういったアーティストの方が好きな部分もあるんですが多くの人に向けてのサービス作りをするときには複数からの視点がある方がいいものが出来て行く気がします。ネガティブでもポジティブでも反応がある方がデザイナーとしてモチベーションが上がるし楽しいです。テニスの選手が何時間もプレイするのをみて良くやるなあと思いますが、壁打ちだけだったらあんなに続けられないと思うんですよ。相手がいるからできる。ハウスマートではエンジニアもデザイナーも一緒にデザインをします。自分からどんどんアイデアを出してみんなを刺激していいものを作っていきたいですね。Q4.ハウスマートにジョインした理由はなんですか?
- 次のスタンダードを作る刺激的な人達に出会ったこと。
- 自身でマンション購入をする中で、不動産のビジネス自体に興味を持ったこと。
- その時一番参考になった本を書いていたのが針山さんでその方に直接声をかけていただいたこと。

Q5.稲井さんが将来成し遂げたい夢を教えてください
カウルというサービスで「日本の不動産業界のあり方を変えること。そして、サービスを持続させること。」ですね。それを成し遂げるためにデザイン面で貢献したい。会社の成長とともにゆくゆくはカウルでデザインチームを作りたいですね。そのためにも実力をもっともっと上げて行きたいです。1人でできる範囲を増やしていくだけでなくチームを元気付けることや自然とまとまる方向に行けるようにすることもインハウスデザイナーとして、とても重要なことだと思っているので色々な勉強を怠らず前に進んで行きたいと思っています。稲井学:プロダクトデザイナー 日本大学芸術学部卒。在学中は録音技術を学んだのち都内の映像制作スタジオに就職。やり残した夢と本気で向き合うべく、退職し、音楽活動に専念。その後、Web制作、デジタルデザインを独学で身につけ、スターティアラボ株式会社のWeb制作部門にて第二のキャリアをスタート。多数の受託案件を制作したのち、自社開発CMSのUI改修を担当。実績とデザイン力が認められ、デジタルプロダクトの開発部門に転籍。 電子ブックやARサービスのオーサリングツールや、iOS/AndroidアプリのUI/UXデザインを統括。同社が100人未満から500人規模に成長し、東証一部への上場にUI/UX面から貢献。自身の住宅購入経験で不動産業界に興味を持ち、運命的にHousmartと出会う。カウルのUI/UXを中心にプロダクトデザイナーとして参画。

株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
マンションジャーナル編集部
中古マンション売買アプリ「カウル」を提供する「Housmart(ハウスマート)」が、購入や売却に必要な基礎知識・ノウハウ、資産価値の高い中古マンションの物件情報詳細、ディベロッパーや街などの不動産情報をお届けします。