中古マンションの壁撤去リフォーム|撤去できる壁の見分け方と費用相場、注意点を解説!

2023.05.23
中古マンションの壁撤去リフォーム|撤去できる壁の見分け方と費用相場、注意点を解説!

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「マンションの壁を撤去して部屋の間取りを広くしたい」「壁のリノベーションをする場合、どの壁が撤去できるのだろう」

といった疑問を抱えていませんか?

この記事では、マンションの壁撤去リフォームについて、撤去できる壁とできない壁の見分け方からリフォームの費用相場、リフォームに際しての注意点まで詳しく解説します。

撤去できる壁とできない壁


壁を撤去して部屋を広くしたい、間取りを変更したい、と思っても、すべての壁を撤去できるわけではありません。壁は建物の構造を支えたり、電気配線を通すなどの役割を担っているため、壁によっては撤去できなかったり、撤去した場合に費用が多くかかる場合もあるのです。そのため、あらかじめ撤去できる壁であるかどうかを見分ける必要があります。

ここでは、マンションで撤去できる壁とできない壁との簡単な見分け方をご紹介します。ただし、ここでご紹介するのはご自分でできる簡易的な方法なので、実際に撤去できるか否かはリフォーム業者に依頼して確かめましょう。

撤去できる壁

「内装壁」と呼ばれる、部屋と部屋の間に設けられた間仕切り壁は、撤去することが可能です。これは、軽量の素材である石膏ボードや合板などが使用されているため、撤去工事が比較的容易に行えるようになっています。また、内装壁は軽量な素材でできているため、見分け方のコツとして、手でノックした時に「コンコン」という軽い音である場合、内装壁であることが高いです。

撤去できる壁の具体例として、以下の3つがあります。

1.間仕切り壁

間仕切り壁は、主に居室を区切るために設けられる壁であり、木材や軽量鉄骨の柱を等間隔に配置し、その間に石膏ボードを取り付けて作られています。この壁は建物の構造と関係がないため、撤去しても問題はありません。

2.腰壁

腰壁は、床から約90〜120cm程の高さに立ち上がりを設けた壁のことをいいます。通常、階段や吹き抜け周辺などで転落防止の目的で設置されます。この壁は建物を支える役割を持たないため、リフォーム時に撤去することが可能です。

3.垂れ壁(下がり壁)

垂れ壁(下がり壁)とは、天井から約40〜50cmほど垂れ下がる形状の壁です。空間を区切ったり、梁を視覚的に隠したりするために設ける壁になります。この垂れ壁も、リフォーム時に撤去しても特に問題はありません。

撤去できない壁


「構造壁」と呼ばれる壁は、耐震補強として用いられ、建物を支える「柱」のような役割を果たしているため撤去することはできません。したがって、このような壁を撤去すると建物の倒壊の危険性が生じる可能性があります。さらに、壁に穴を開けたりビスを打ち込んだりすることもできません。

撤去できない壁として以下の3つが挙げられます

1.構造壁(耐力壁)

構造壁は、建物の支持や耐力を担う重要な壁のことを指します。一般的に、壁式構造のコンクリート造などの建物で使用されます。構造壁は建物の一部であり、リフォーム時には撤去することはできません。

2.筋交いの壁

筋交い(すじかい)は、柱と柱の間に斜めに配置される部材です。主な目的は建物の耐震性を高めることであり、しばしば「ブレース」とも呼ばれます。筋交いが壁に埋め込まれている場合、その壁を撤去することはできません。ただし、壁の外側のみを撤去することは可能です。筋交いの壁は、デザインのアクセントとして活用することができます。

3.パイプスペース

パイプスペースは、垂直方向に配管を通すための空間のことをいいます。マンションのリフォームでは、パイプスペースが設置されている場合、撤去や移動はできません。間取り図を見ると、通常「PS」という表記が使われています。

壁を撤去するリフォームの費用相場


では壁を撤去する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか? ここでは壁の撤去費用の相場をお伝えします。相場を把握しておくことで複数の業者から見積もりを出してもらった際に適正価格か判断しやすくなるでしょう。

壁撤去だけの費用:5万〜6万

壁の撤去のみの場合、平均相場は5万円から6万円であり、これは人件費と作業費を合算した合計料金です。また、壁を撤去した箇所と周囲の床や天井とのバランスを美しく保つために、補修作業やハウスクリーニングを追加することもあります。これらの追加作業を行う場合、費用は以下のようになります:

補修作業: 8万円から23万円
ハウスクリーニング: 2万円

上記の2つの作業を追加した壁撤去リフォームの合計金額は、平均で15万円から31万円程度となります

壁撤去 + 電気配線工事をする場合の費用:8万〜10万

撤去する壁の内部に電気配線が入っている場合、電気配線工事をする必要があります。その時の工事費用として3万〜4万円程度の費用がプラスでかかります。そのため、壁撤去の費用と合わせて約8万〜10万円程、また上記の補修作業とハウスクリーニングも合わせて行う場合、合計で約23万〜41万円になります。

壁撤去のリフォーム時に電気配線が内部に入っているかどうかは、事前に専門業者に依頼して確認をとってもらいましょう。

実際にどれだけの工事内容が必要かは専門知識がないと見分けることが難しく、見積もりをとった結果、予想していた金額と大きくズレることもありえます。リフォームを検討している方は、現地調査と見積もり依頼をしてみましょう。まずは家の壁のどこが撤去可能でどこができないのか知ることが重要です。

壁リフォームで注意すべき点


マンションの壁が撤去できるかの確認がとれた後、リフォームを実際に進めるうえで確認すべき以下2点をお伝えします。

マンションの管理規約を確認する

マンションの壁リフォームを行う場合は、マンションそれぞれに管理規約があるため事前に契約書を確認し管理人に相談する必要があります。リフォーム前に必ず管理規約の確認をしておきましょう。

家電の配置を確認する

先述したとおり、撤去したい壁の内部に電気配線が通っている場合、コンセントといった電気系統の設置場所が変更される可能性があります。そのため、事前に電子機器や家具の配置をイメージし、コンセントや照明のスイッチなどの移設場所を決めたりしてリフォーム後も使い勝手が良いかどうかを確認すると良いでしょう。

撤去できる壁の見分け方や費用相場、注意すべきポイントを解説しましたが、これらはあくまでも簡易的に判断するためのもの。実際には専門知識を持つプロでないと壁が撤去できるのか、できないのか、できる場合どんな工事内容になるのかは判断が難しいため、まずは現地調査と見積もりを依頼してみることをおすすめします。

また、その際には複数の業者に一度に見積もりを依頼すると、よりスムーズに比較検討できます。リフォームは業者の提案内容次第で大きく見積もり金額が異なってくるためです。

ぜひこの記事を参考に壁撤去リフォームの計画を立ててみてください。そして、予算に合わせた適切なリフォームプランを選んで快適な居住空間を手に入れましょう!

見積もりの上手なとり方とは?

見積もりをとる方法は、大きく3つ。

  • ①不動産仲介会社の提携先・紹介先で見積もりを依頼する
  • ②自分でリフォーム会社を探して、直接見積もりを依頼する
  • ③一括査定サイトで複数社一度に見積もりを依頼する


それぞれ、メリットやデメリットについて解説していきましょう。

①不動産仲介会社の提携先・紹介先で見積もりを依頼する

マンション購入や住み替えを検討中の方は、物件探しと同時にリフォーム会社を探して見積もりをとる必要があります。その場合、不動産仲介会社に提携先など繋がりがあるリフォーム会社を紹介してもらうなどして、一括でお願いするパターンが採れるでしょう。初めての購入でとにかくスムーズに進めたい、できるだけ手間なく進めたい、という方は便利です。物件探しと設計施工を一貫して請け負うサービス展開をしている会社も多くあるので、リフォーム前提で物件を探している方は探してみると良いでしょう。

ただし、このパターンだと自分の思い通りの世界観でのリフォームを行うことは難しい場合があります。また、不動産会社の提携先という縛りの中での限られた選択肢になるため、費用が高くなる可能性もあります。

②自分でリフォーム会社を探して、直接見積もりを依頼する

「自分の思い通りの世界観でリフォームを行いたい!」「このリフォーム会社に依頼したい」という強い希望がある方には、この方法がおすすめです。

InstagramやPinterestといったSNS、雑誌などで好みのリフォーム事例を見つけて、そのリフォーム会社に直接問い合わせてみましょう。このパターンでは、費用よりも叶えたい希望や夢を優先するために、必然的に見積もり金額は高くなる傾向にあります。希望のリフォーム会社が遠方に拠点を構えている場合は、出張費用が上乗せされることも。予算との折り合いで落とし所を探るのが良いでしょう。

また、自分で探す手間もかかるため、時間もかかります。スケジュールに余裕を持って進められる場合でないと、難しいかもしれません。「なる早でリフォームを完了させたい」「なるべく安く済ませたい」という方には不向きでしょう。

③一括査定サイトで複数社一度に見積もりを依頼する

最も手軽なのが、この方法です。また、3つの選択肢のなかで最も費用を抑えられる可能性が高い方法でもあります。

先ほど、「リフォーム費用を左右する条件」として「要望に対する、リフォーム業者側の提案内容」を挙げました。リフォーム会社はそれぞれ得意分野が異なることもあり、依頼主の要望に対する提案内容はまったく同じにはなりません。それに応じて当然費用も変わってきます。そのため、できる限り費用を抑えたい場合は、複数社への相見積もりを強くおすすめします

一括査定サイトであれば、自宅の住所に合わせて近隣のリフォーム会社のなかから複数社に対して同時に見積もりをとることができます。一度に比べることができるため、費用だけでなく提案内容から「この業者になら信頼して任せられそうだな」という一社に決めることが可能です。さらに、一社ずつ自分で調べて問い合わせて・・という手間が省けるので、効率的にリフォームを検討から正式発注まで進められるのも大きなメリット。

「絶対にこの会社にお願いしたい」という強いこだわりがある方にはあまり向きませんが、「短い時間や手間で、なるべく費用を抑えて、リフォームしたい」という方にはおすすめです。また、複数社を比較検討できるため、「自分で納得して選択して決断したい」という方にもフィットするでしょう。

なぜリフォームには相見積もりが必要なのか?

前述の「キッチンリフォームを行う場合の注意点」の項目で「質の高い業者を選ぶこと」とお伝えしたとおり、リフォーム業社選定はリフォーム成功のための最も重要な要素の一つです。そのため、①不動産仲介会社の提携先・紹介先で見積もりを依頼する や ②自分でリフォーム会社を探して、直接見積もりを依頼する を選択した人にも、ぜひ一括査定サイトで効率よく相見積もりをとることをおすすめします。そうすることで、依頼後に後悔することを最大限防ぐことができます。

一括査定サイトは複数社ありますが、本記事はそのうち一社をご紹介します。

ハピすむのwebサイトの画像

一括無料見積もりサイトの一つ「ハピすむ」は、厳しい加盟審査を通過した全国1000社以上の優良なリフォーム会社から無料でお見積り・プランの比較検討ができるリフォーム会社紹介サービスです。自分の希望に沿ったおすすめのリフォーム会社を、ハピすむのリフォームコンシェルジュ(専任アドバイザー)が複数社紹介してくれます。コンシェルジュは、リフォームスタイリストや福祉住環境コーディネーターなど、リフォームにまつわる資格保持者が多いという点も安心ポイントです。

また、一括見積もりを依頼した人には先着でリフォームガイドブックももらえます(毎月先着3000名まで)。「相見積もりをとって一番良い会社を選びたい」という方はもちろん、「まずは情報収集したい」という方のスタート地点としてもピッタリです。

株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

「Housmart(ハウスマート)」が、購入や売却に必要な基礎知識・ノウハウ、資産価値の高い中古マンションの物件情報詳細、ディベロッパーや街などの不動産情報をお届けします。