公立小学校の国立・私立中学校への進学率ランキング【東京23区編・Top5】

2022.06.24
公立小学校の国立・私立中学校への進学率ランキング【東京23区編・Top5】
公立小学校にお子様を通わせる場合、通学指定校の教育環境は気になるところ。勉強熱心な同級生の中で良い刺激をもらって、我が子も勉強に励んでほしい・・そんな親心をお持ちの方も少なくないでしょう。では、少しでも教育環境が良いエリアに住みたいと思ったら、一体どんな数値を指標にすればよいのでしょうか?本記事では、国立・私立中学校への「進学率」に注目。東京23区内の公立小学校の卒業生の国立・私立中学校への進学率を、区ごとに算出しました。TOP5をランキング形式でご紹介します。※本記事は2022年6月時点のデータに基づくものです。また、区ごとの優劣を決めることを意図したものではございません。

【トップ5】東京23区の国立・私立中学校進学率ランキング

お子様の教育に力を入れている家庭の比率を測る一つの指標として、2021年度に小学校を卒業した児童の中で、国立・私立中学校に進学した割合を23区それぞれで集計しました。(※)トップ5は以下の通りとなっています。国立・私立中学校への進学率が高いことが、教育環境が充実していることに必ずしも直結しているわけではありません。しかし、お子様の中学受験を考えているご家庭にとっては、同じ教育方針の家庭が多い環境の方がお互いに理解し合えたり、情報交換ができたりといった良い作用が期待できるでしょう。※データ参照先:令和3年度公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(令和2年度)の進路状況調査編】(東京都教育委員会)

【5位】渋谷区(37.1%)

渋谷区教育委員会は、『未来の学校』を目指して先駆的な教育を積極的に取り入れています。区内の公立小学校・中学校の生徒たちに一人一台タブレット端末を配布する取り組みは全国の自治体に先駆けて2017年からスタートしており、「渋谷タブレットの日」として公開授業・研究発表会が定期的に行われるなど、先進的な教育環境の実現に積極的です。さらに、ハード面としての学校施設の建て替えロードマップも公開されており、先を見据えた教育環境が明文化され、計画されています。参考:渋谷区『新しい学校づくり』整備方針 ~学校施設の未来像と建て替えロードマップ~なお、渋谷区はこれまで小学校・中学校共に区内全域から学校選択が可能な学校選択希望制を採ってきましたが、令和4年度新小学校1年生から原則通学区域の指定校に通学することに定められました。なお、中学校は引き続き学校選択制が継続されます。参考:令和4年度から小学校における学校選択希望制の見直し(廃止)を実施します。(渋谷区)

【4位】目黒区(39.2%)

目黒区には名門小学校と呼ばれる公立小学校が数多くあります。筆頭に挙げられるのが、東山1丁目にある東山小学校。駒沢住宅や目黒東山住宅など​​国家公務員官舎が学区域に多くあることもあり、高学歴の親御さんが多いエリアとされます。帰国子女受け入れ校であることもあり、帰国子女の生徒が2割程度を占め、英語をはじめとした外国語教育や国際理解教育に特色があります。そのほかにも、巷で「目黒の学習院」とも呼ばれる大岡山小学校、東山小学校と学区を接する少人数規模の烏森小学校など、高級住宅街とされるエリアにあり歴史も長く、中学受験に熱心な親御さんがお子様を通わせているケースが、目黒区公立小学校には多くみられます。

【3位】港区(40.2%)

「東京の三大名門公立小学校」とされるのが、千代田区立番町小学校、港区立青南小学校、港区立白金小学校です。これら3校のうちの2校が港区にあります。古くから高級住宅街として知られるエリアであるため、お子様の教育への意識が高い高所得層が多く居住しているのが特徴です。青南小学校も白金小学校も明治時代に創立された伝統校。それぞれ日比谷高校、東京大学へすすむのが伝統的なエリートコースとされ、今もその流れが息づいています。

【2位】中央区(41.3%)

中央区の特徴の一つとして、「特認校制度」という学校選択制が採用されていることが挙げられます。本制度は、住所に基づいて指定した通学区域を前提にしつつも、施設に余裕のある「特認校」への入学を希望できる制度です。令和4年度は5校が特認校になっています。全16校から自由に選択できるという制度ではありませんが、選択の余地があるというのは大きな特徴です。校舎の建て替えを行なっている学校が多いことも、中央区の公立小学校の特徴の一つです。建て替えされている小学校が多いというのは、区の財政状況がよく、今後も街の活性化が期待できると考えられます。東京駅八重洲南口前に2022年に完成予定の超高層ビル内に入ることが予定されている城東小学校はその代表格です。

【1位】文京区(48.4%)

東京23区で教育環境が優れている区として真っ先に名前が上がることの多い、文京区。国立・私立中学校への進学率は、なんと50%弱。およそ2人に1人が国立・私立中学校に進むという非常に高い水準です。お子様の教育にお金をかけられるということから、平均年収が比較的高い区であるということも伺えます。東京大学を筆頭に名門大学やその付属の幼稚園から高校までが区内に多く存在することもあり、教育環境にシビアなご家庭が引っ越してくる例も珍しくありません。地域全体で教育に対する意識が醸成されているといえます。文京区の中でも高い人気を誇る名門公立小学校4つは「3S1K」(誠之小学校、千駄木小学校、昭和小学校、窪町小学校)という通称で呼ばれています。その学区内は物件数が限られることもあり毎年人気が高く、高値で取引されています。文京区の教育に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。>>文京区の名門公立小学校「3S1K」とは?学区内のおすすめマンションと探し方>>窪町小学校(文京区)学区のおすすめ中古マンションの探し方

公立小学校に通わせる前に見るべき要素は?

お子様の教育に何を重要視するかは、親御さん次第ともいえます。データと共に気にしたいのが、「街の多様性」です。公立小学校に通わせる良さの一つが、多様性の中でお子様を育てられること。地域と協力しながら課外活動や運営を行う公立小学校だからこそ、地域性がダイレクトに教育に反映されます。今回ご紹介したデータを一つの参考値としていただきながら、ぜひ物件の内覧などで現地に足を運ぶ時には、「どんな街で我が子に育って欲しいか?」という視点を持って広く歩き回ってみましょう。お子様を育てる教育環境の見極め方については、下記記事で詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。>>【教育環境の見極め方】東京で「子どもを公立小学校へ」親が知っておくべきこととは
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マンションジャーナル編集部

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