赤羽エリアの中古マンション市況|トレンド分析 “住宅購入市場のいま”

2023.09.11
赤羽エリアの中古マンション市況|トレンド分析 “住宅購入市場のいま”

いつどこで売り出されるかわからない中古マンション。
現在、どこのエリアでの売り出し物件数が多いのか。価格として手堅いのはどのエリアなのか・・etc.
住宅購入市場におけるトレンドを、毎回1エリアにフォーカスして数値ベースで考察します。
「今から買うべきエリア」を探している方はもちろん、「今購入を検討しているエリアを買うべきか」を考える参考値にもなるはず。

今回は、赤羽エリアをPICKUP。
安くて渋い「せんべろ」の飲み屋が密集するディープな横丁で知られるこのエリア。その不動産マーケットは今、どうなっているのか?
売り出し物件数と平米単価から分析してみます。

データで見る赤羽エリア

最高価格:8980万円 最低価格:760万円
平均価格帯:約4340万円
販売物件数:57
※2023年9月現在




↑ 平均価格と売出戸数




↑ 平均価格と平均平米単価


このエリアを一言で

👉売出物件数は少なめ、赤羽と赤羽西に物件が集積している
👉築30-40年は平均価格が3000万円前半と低価格帯
👉50〜70㎡の広さの物件が中心

今回は、北区の赤羽エリアをピックアップ。赤羽駅を中心に赤羽、赤羽西、赤羽台、西が丘の4アドレスで見てみた。赤羽駅はJR宇都宮線・湘南新宿線・京浜東北根岸線・埼京線・高崎線の5路線が利用できる。また赤羽アドレスは赤羽駅から徒歩約10分の赤羽岩淵駅(東京メトロ南北線・埼玉スタジアム線)もエリア内になる。                                         

◾️この街の歴史・街並み・特色
赤羽は、(赤埴・あかはに)と呼ばれる赤土が多かったことが地名の由来と言われている。1883年に赤羽駅が開業、明治時代以降になると赤羽岩淵周辺は宿場町として発展した。赤羽駅の西側は武蔵野台地の端にあたり、高台になっている。駅の西側に位置する赤羽台には大規模団地の「赤羽台団地」を建て替えた「ヌーヴェル赤羽台」が広がっている。

◾️中古マンションの売り出し状況
赤羽エリアの売出物件は少なめで、築30-50年の物件が最も多いレンジになっており全体の46%を占める。築10年以下の物件も市場全体で23%と多めだ。物件の多くは赤羽駅から北側に位置する赤羽と南側にある赤羽西に集積している。築30年以上は平米単価が70万円/㎡台以下とリーズナブル。築40〜50年の平均物件価格が築30〜40年よりも高いのは、200㎡台の物件1件が価格を押し上げていることを含め、築40〜50年は築30〜40年よりも全体的に物件面積が大きいため。平米数は50〜70㎡台の売り出しが多く、80㎡以上のファミリー向け物件は僅少。

◾️今後の発展の見込み、再開発予定
東京の北の玄関口とも言われる当エリアでは、駅の西側と東側で再開発が進んでいる。西側が「赤羽台周辺地区中高層住宅複合B地区」と東側が「赤羽1丁目市街地再開発事業」の2つ。西側の「赤羽台周辺地区中高層住宅複合B地区」は、UR都市機構による赤羽台団地(現・ヌーヴェル赤羽台)の建替え事業を契機に再開発が進行中。三菱地所レジデンス株式会社が事業者として分譲住宅と生活利便施設を備えた地上29階建の複合施設を建設予定だ(工事の着工日・竣工日は未定)。東側の「赤羽1丁目市街地再開発事業」は、第1地区・第2地区・第3地区の3エリアに分かれた再開発が進んでいる。まさに「赤羽といえば」というエリアである第1地区では、丸紅都市開発株式会社が手掛ける住宅と商業施設で構成された地上26階建のタワーマンションが建設される予定だ。2024年9月に着工、2028年9月の竣工を見込んでいる。第2地区・第3地区は、具体的な再開発計画と施設計画に向けて現在準備が進んでいる。

◾️この街の住みやすさ
JR5路線が利用できる赤羽駅から新宿駅(埼京線)まで約17分、渋谷駅まで約20分、東京駅(京浜東北線)まで約20分と都内主要駅や埼玉方面まで乗り換えなしで移動できる。赤羽岩淵駅から南北線を使えば飯田橋駅や六本木駅まで直通で行くことができる。駅周辺の買い物施設も充実している。赤羽駅直結ビルには惣菜が揃う「エキュート赤羽」やショッピングセンターの「ビーンズ赤羽」があり仕事後の買い物にも便利だ。赤羽駅の西口と東口では雰囲気も異なる。西口駅前には「赤羽アピレ」「イトーヨーカドー」などの大型商業ビルがあり、日々の買い物も駅周辺で済ませることができる。東口にはいわゆる「せんべろ」の情緒溢れる飲み屋街「赤羽一番街」や「赤羽OK横丁」のほか、スーパーやレストラン・カフェ、魚屋が軒を連ねる「赤羽スズラン通り商店街」など、小さな店舗が集まって街を構成している。東側には商店街のすぐそばに噴水や遊具があり花壇が整った「赤羽公園」があり、買い物の途中にお子さんと寄ることができる。逆に西側には湧水や古民家、田んぼがあり自然と文化に触れられる「赤羽自然観察公園」があり、多目的広場やバーベキュー施設も整うため休日に思う存分子どもが遊ぶのにピッタリだ。また、北区は「子育てするなら北区が一番!」を合言葉に、独自の子育て支援に注力している。買い物利便も飲食店など街の賑わいも欲しいが、子育て環境を見据えて緑地環境も欲しい・・そんな共働き層にもおすすめなエリアだ。


エリア内のマンション・平米単価と販売戸数の推移

現時点で売り出し件数が多い中古マンションの平米単価と販売戸数の推移を見てみました。

築3年のクレヴィア赤羽ステーションテラスは、2023年1月に120万円/㎡から2023年4月には124万円/㎡まで上昇。2023年6月には121万円/㎡まで下落したものの、再び上昇傾向に戻り2023年9月現在は平米単価123万円/㎡に。築44年のマンション初穂赤羽は、2022年9月時点の83万円/㎡から2022年12月には77万円/㎡まで下落。2023年1月に再び81万円/㎡まで回復したものの2023年3月以降は右肩下がりに転じ、2023年9月現在は平米単価63万円/㎡まで下がっている。築46年の赤羽スカイハイツは、2022年8月の88万円/㎡から2023年4月には72万円/㎡まで下落。2023年5月に再び80万円/㎡台に戻り、2023年9月現在は平米単価82万円/㎡で推移しています。

👉クレヴィア赤羽ステーションテラス(総戸数88、2020年竣工)
👉マンション初穂赤羽(総戸数37、1979年竣工)
👉赤羽スカイハイツ(総戸数195、1977年竣工)

気になるあのエリアの最新市況データを見る方法

連載「トレンド分析 “住宅購入市場のいま”」では、今回のように毎回1エリアをPICKUPして、その売り出し状況を深堀していきます。

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