マンションリフォーム費用っていくら?相場や見積もりの取り方を解説
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リフォームすることで、ぐっと快適性が増す中古マンション。
ちょっと気になる部分がある物件も、リフォームすることで見違えるように綺麗になります。
この記事では、マンションのリフォームの相場や目安について解説。また、見積もりをとる前に行っておきたい準備や手順についてもご紹介します。
見積もりに不安がある時の相談窓口まで紹介していますので、リフォームを検討中の方はぜひ最後まで読んでご参考にしてみてください。
マンションリフォームの相場って?
マンションリフォームの相場を調べると、各サイトで「相場」として提示された金額にズレがあったり、幅が広すぎて参考にしづらい数値であることが多いでしょう。
リフォームとは、すでにあるもの(家)に手を加えて快適に暮らせるように改善するもの。そのため、下記のような様々な条件によって大きく費用が変わってしまうのです。
■リフォーム費用を左右する条件
- 今の住宅の諸条件(広さや間取り、構造、現在の状態など)
- 「どんな仕上がりにしたいか」「どんなお悩みをどう改善したいか」などの依頼主である自分たちの要望
- 要望に対して、リフォーム業者側の提案内容
リフォームに関しては「業者選定」も重要なポイントとなってきます(後ほど詳しく解説します)。そのため、web上での数値やオンラインの条件のみによる概算見積もりなどに頼らずに、最初から現地調査を依頼するのが、全体の流れから考えると効率的かつ不安が少ないでしょう。現地調査を行うことで、見積もり段階の応対や提案内容などから依頼先の良し悪しを見極めることもできます。
マンションリフォーム金額の目安
「とはいえ、最低金額だけでも参考値で知りたい・・」というお声もあると思うので、ここまでの説明を前提とした上でマンションリフォームの目安としてお伝えすると、以下が一つの目安になります。
■フルリフォーム(水回り全部取り替え・床張り替え・壁天井壁紙交換など)の場合
- 1㎡あたり10万円が目安
■部分リフォームの場合
- キッチン交換100万円〜
- 風呂交換100万円〜
- 洗面交換30万円〜
- トイレ交換30万円〜
- 床張り替えは工法・材料・施工範囲によって価格の変動が大きいが、1㎡2万円程度(あくまでも本当に大まかな目安)
- 壁紙は70㎡の物件で50万円くらい(ハウスクリーニング含む)
- 給湯器(ガス)20万円〜
間取り変更を加えたり、床材などをこだわりのものに変更するなどすると、1.5〜2倍くらいの費用となることもあります。
また、リフォーム会社のマッチングサービス『リショップナビ』では、相場の目安をグラフ内訳で出しています。あくまでもご自身の要望ありきではありますが、どれくらいの価格レンジが多いのかを見ることができるので、一つの参考値にしてもいいでしょう。
マンションリフォームは制限があることに注意
さて、見積もりを依頼する前に、マンションリフォームは戸建よりも制約が多くなります。
無駄なく進めるために、まずその基本的な制約について知っておきましょう。
マンションリフォームは、以下の2点に留意することが必要です。
- マンションならではの構造や権利関係
- 管理規約
マンションリフォームの制限①マンションならではの構造や権利関係
マンションは専有部分と共用部分に分かれます。リフォームできるのは専有部分。つまり、ご自分が区分所有権を持っているところです。ですが、その判断が難しいところも多くあります。
例えば、よく「リフォームできると思っていた!」と勘違いしやすい箇所として挙げられるのが下記の箇所。「室内」であっても「専有」ではないので、注意が必要です。
- 窓ガラス
- サッシ(窓枠)
- ベランダ、バルコニー、専用庭
- 玄関ドア
この他、リビングキッチンの間取り変更に合わせて、水回りを移動したいという希望はよくありますが、水道の配管は配管や床下の構造によって、移動できる範囲が変わってきます。場合によっては移動が不可能なことも少なくありません。
マンションリフォームの制限②管理規約
また、気をつけたいのは管理規約です。専有部分か共用部分に関わらず、マンションによってはマンション管理の観点から、独自の制約を定めているところもあります。誤ってリフォームを行ってしまうと、現状回復を求められるケースも。
事前に自分でも管理規約を確認し、管理会社や管理組合にもしっかり確認をしておきましょう。
専有部・共用部についておさらいしたい方はこちらの記事をお読みください。
>>マンションの「専有部・専用部・共有部・共用部」の違いを徹底解説!
見積もり前に、まずはやりたいことを整理しよう
それでは早速見積もりをとる流れを紹介します。
まずは事前準備を行います。リフォームでしたいことをすべて書き出してみましょう。なぜリフォームを考えたのかきっかけまで遡り、すべて出し切った、と思えるところまで行うのがポイントです。
また、家族がいる場合は家族全員の希望も出しておきましょう。あとから誰かが「私はこうしたかったのに・・」と不満を抱えることになると、せっかくの住まいや家族生活が居心地の悪いものになってしまいます。
- どこに今不満があるのか
- 「こうだったらいいのに」と思っていることは何か
- 理想のリフォーム事例
こうしたもので理想を明確にしておくと、リフォーム業者も提案がしやすくなります。また、すべてをかなえることになると費用が天井知らずなことになるので、優先順位をつけておくこともポイントです。あとで予算調整する際に必要です。
リフォームはまとめて行った方が長期スパンで見てコストが抑えられることもあります。一定年数住み続けることがわかっている場合は特に、後々問題になってくるだろうこともこのタイミングで洗い出して考慮しておくのも良いでしょう。
見積もりをとってみよう
ここまで準備が済んだら、いざ見積もり依頼。
「どうしてもこのリフォーム会社に依頼したい!」というリフォーム会社がある場合は、HPなどからそのまま問い合わせましょう。
見積もりをとるうえでのポイントは、以下3つです。
- 見積もりは複数社とる
- 必ず現地調査を行う
- (特に希望がなければ)住まいの近くの業者だとベター
見積もりは複数社とる
特に希望する企業がない場合は、一度に複数社の見積もりができるサイトを利用するのが効率的かつ精度が上がります。
複数社に依頼をかけるメリットは、大きく2つあります。
1つは、より自分たちにフィットする業者を見極めるため。リフォームは業者選定が肝です。複数社とやりとりをする中で、提案力やコミュニケーション能力、各社の強みなどが見えてきます。見積もりを含めた書類の文面などからわかることも多いでしょう。
2つめは、自分(たち)の希望をよりシャープにするため。複数社間とやり取りをする過程で、自分や家族の最も重要視したい部分や、費用感がわかってきます。より深く調べ始めたなかで、理想の会社をネットやSNSで見つけた!ということもよくあるパターン。
比較検討することはリフォームを進める上で大いに役立ちます。ここ!と心に決めたリフォーム会社があるわけでない限り、複数社の見積もりをとり、きちんと比較するようにしましょう。
まず現地調査から
また、先に解説したとおり、リフォームは現状ありき。そのため、見積もりには「現地調査」が必須です。「ちょっとハードルが高いな」「面倒だな」と思っても、まず現地調査から始めた方が最終的には早くゴールできる可能性が高いです。
webでの情報入力のみで見積もりが出せるサービス、口コミサイトやチャット相談では正確な判断材料となる情報が得づらいため、時間のロスにもなり得ます。
住まいの近くの会社だとベター
リフォームの範囲や内容にもよりますが、多くの場合リフォーム工事は打ち合わせから工事完了、引き渡しまで1〜数ヶ月の長期に渡るものになります。
そのため、希望がなければ近隣住所の業者にお願いできると、何かあった時にもすぐ対応できるので安心です。
一括見積もり依頼サービスを使えば効率的
複数社の見積もりサービスはいくつかありますが、ここでは『リショップナビ』をピックアップします。
先ほど述べたステップをすべてクリアできるのと、リフォーム業者1500社との提携があるので、自宅近くの業者を見つけてもらうのも難しくないでしょう。
サイトからの依頼は2〜3問の情報を入力するだけなので、1分もかかりません。
<リショップナビの問い合わせからの流れ>
①サイトから見積もり依頼
②リフォームナビ専門スタッフから電話がくる・希望内容を伝える(orフォームに回答)
③リショップナビが最大5社を選定し、紹介を受ける
④リフォーム会社各社が現地調査実施
⑤見積もり提出
サイトでは、リフォーム会社の会社情報やリフォーム事例もチェックできます。また口コミも見ることができるので、合わせて参考にしましょう。
また、大きなメリットなのが、「リショップナビ安心保証」。独自審査で選定した業者がラインナップされていますが、万が一倒産などが起こってしまった場合に前払金の返還や代替リフォーム会社の紹介をしてもらえます。少なくない金額の依頼だけに、こうした保証があることは大きなアドバンテージです。
リフォーム検討、まずは見積もりから!不安だったら相談窓口へ
さて、ここまでリフォームの相場や見積もりのステップについて紹介してきました。
実際に提出された見積もりに対して不安があった場合は、国土交通省 リフォーム見積チェックサービス(無料)を利用することもできます。万が一トラブルが起こった場合の相談窓口ともなっているため、覚えておいて損はないでしょう。
まずは見積もりをとって、リアルな予算感をつかむところから。快適なマンション暮らしが、より早く手に入りますように!
マンションジャーナル編集部
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