人気マンションブランドを徹底比較!購入のメリット・デメリットも整理

2016.05.19
人気マンションブランドを徹底比較!購入のメリット・デメリットも整理
日本には多くのマンションデベロッパーがあり、各デベロッパーが独自のコンセプトを定めてマンションブランドを展開しています。その中でも、今回は大手とされているマンションデベロッパー7社の特徴を比較しました。大手だけあって各社とも高い品質のマンションを提供していますが、各社ともブランドコンセプトが異なりますので、好みのマンションブランドも分かれるところです。本記事を読むことで、ニーズに合ったマンションブランドを見つけることができます。また、記事の最後ではブランドマンションを購入するメリット・デメリットについても整理してお伝えします。

監修者:針山昌幸

株式会社Housmart 代表取締役 宅地建物取引士・損害保険募集人資格 『中古マンション 本当にかしこい買い方・選び方』 (Amazonランキング・ベストセラー1位)

三井不動産レジデンシャル「パークマンション」などパークシリーズ

パークマンション千鳥ヶ淵 パークマンション千鳥ヶ淵日本を代表する総合不動産企業である三井不動産グループにおいてマンション分譲を担っているのが三井不動産レジデンシャルです。ブランドの冠を「パーク」に統一しており、都心部の一等地に佇む高級マンションはパークマンション、数百戸規模の大規模なマンションはパークシティ、高層マンションはパークタワーなど、立地やコンセプトに合わせた多彩なマンションブランドを展開しております。三井不動産レジデンシャルとしての統一コンセプトは「経年優化」。建物は完成してから少しずつ劣化が進行していきますが、時の経過とともに少しずつ全体が馴染んでいき、愛着と誇りを持って長く住めることを「経年優化」と定義しています。そのため、設計段階から10年、20年先のマンションの姿を想定して素材の選定や植栽の配置を行っています。パークシティ成城 パークシティ成城他のマンションデベロッパーとの違いは、マンションデベロッパーのみならず三井不動産グループ全体から手厚いサービスを受けられることです。三井不動産グループのメンバーシップサービスである「三井のすまいLOOP」では、家事代行やハウスクリーニングなどの紹介サービスはもちろん、三井不動産グループ施設の特別優待やリフォームの割引などのサービスを受けられます。高い品質や施工後の安心感、サービスなど建物のみならず総合力の高さを求める方におすすめです。

住友不動産「シティハウス」「シティタワー」などシティシリーズ

ワールドシティタワーズの外観 ワールドシティタワーズ住友不動産は、三井不動産、三菱地所と並ぶ大手不動産デベロッパーです。大規模マンションはシティテラス、高層マンションはシティタワー、スタンダードマンションをシティハウスというブランドに分けて展開しています。ブランドコンセプトは「シーンとなるシンボル」。様々な人の生活美学に応えることによって「住まう人にとってのかけがえないシーン」を作り、その中で街のシンボルとしての価値を育んでいくことを目指しています。他のマンションブランドと異なる点は、バルコニーや外壁面に多くのガラスを使用することです。「ダイナミックパノラマウインドウ」と言われるこの設計には、リビングから繋がるバルコニーを無くすことで眺望が開放的になるというメリットがあります。シティタワーズ豊洲ザシンボル シティタワーズ豊洲ザシンボル一般的なマンションであれば、リビングから繋がるバルコニーによって窓の下半分ほどは眺望が遮られてしまいます。ダイナミックパノラマウインドウであれば、より開放感のある眺望や、多くの採光を取り入れられます。都心的でスタイリッシュな雰囲気を好む方におすすめするマンションブランドです。

野村不動産「プラウド」シリーズ

プラウドタワー千代田富士見 プラウドタワー千代田富士見野村不動産は三井不動産や三菱地所よりも歴史こそ浅いものの、マンションブランド「プラウド」が人気を博し、マンション供給戸数ランキングで毎年上位に名を連ねるようになりました。プラウドのコンセプトは「世界一の時間」。先進的な住みやすさ、想像を超えるデザイン性、選び抜かれた立地などから住むほどに愛される「世界一の時間」を届けることを目指しています。その高いデザイン性が認められ、グッドデザイン賞を20年連続で受賞しています。他のマンションデベロッパーとの違いは、先進技術と独自の発想による新しい取り組みを積極的に採用している点です。住戸内のキッチンや浴室などの住設機器には、利用者の声とラグジュアリー感を融合させたオリジナルのラクモアシリーズを開発。また、マンションの資産価値の維持という点では、大規模修繕の周期を延ばすことでコスト負担を低減させるアトラクティブ30という取り組みも行われています。ラグジュアリー感とともに先進的な商品やサービスを求める方におすすめのマンションブランドです。

三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス」シリーズ

ザ・パークハウス晴海クロノレジデンス ザ・パークハウス晴海「クロノレジデンス」と「ティアロレジデンス」三菱地所レジデンスは、日本を代表する総合不動産企業の三菱地所グループの中核をなす企業です。「ザ・パークハウス」をマンションの冠名として、都心部の中でも選び抜かれた立地で最高水準のグレードを目指したマンションは「ザ・パークハウスグラン」というマンションブランドで展開しています。ザ・パークハウスのコンセプトは、「一生ものに、住む」。その名の通り、デザイン、設計・施工などの建物としての高い品質と入居後の充実したサービス提供によって、どんな時でも安心を感じて、上質な暮らしを楽しめることを目指しています。他のマンションブランドとの違いは、コンセプトにも表現されている長期的なサービス、レジデンスケアです。分譲後12年間もキッチンなどの住宅設備機器の保証を付帯し、竣工日から6年目、11年目を目途に点検・メンテナンスを行うなど販売して終わりではなく、販売後の住まいへのフォロー体制が充実しています。三井不動産と同様に建物の品質とともに入居後のフォローなど総合的なサービスレベルを求める方におすすめするマンションブランドです。

東京建物「ブリリア」シリーズ

ブリリア有明スカイタワー ブリリア有明スカイタワー「ブリリア」というマンションブランドを展開する東京建物は、1896年に設立されており、日本で最も古い歴史を持つ総合不動産会社として知られています。ブリリアは2003年から分譲を開始し、シンプルで洗練された上質なマンションであるとともに建設中のマンションで構造見学会を行い、安心感をアピールすることでトップブランドの仲間入りを果たしました。大手不動産会社のマンションブランドですので、高品質なマンションであることはもちろん、入居後にグループ全体のサービスを享受できることなどは他の大手不動産会社と同様ですが、特筆すべきはブリリアのホームページに中古マンションも掲載されている点です。都心部の大規模マンションを中心に公式サイトを作っており、グループ内の東京建物不動産販売で売却依頼を受けている住戸は公式サイトから販売ページへアクセスできるようになっています。参考:東京建物中古物件特集(東京建物公式HP)長期的な視点でマンションの資産価値の維持向上を考えている企業姿勢が表れていると言えます。1,000戸を超える大規模タワーマンションを数多く販売してきた実績もあり、安心感と長い目で見た資産性を重視される方におすすめのマンションブランドです。

大京「ライオンズマンション」シリーズ

ライオンズマンション麻布十番南 ライオンズマンション麻布十番南今回ご紹介する7つのトップブランドマンションの中でも一番長い歴史を有するマンションブランドが「ライオンズマンション」です。1968年に東京都赤坂に最初のライオンズマンションが誕生して以降、50年以上の歴史があります。2000年代初頭に他の不動産会社のマンションブランドが台頭し始めた影響でライオンズマンションの販売は不調となり、オリックスの支援を受けました。以降、棟数ではなくマンションとしての品質を追求する方針に転換し、昨今では200年住める住宅への取り組みなどストック型社会を見据えたマンションを展開しています。他のマンションブランドとの違いは、多くのライオンズマンションを分譲した実績に基づき専有部内の住設機器にオリジナル商品を採用している点です。キッチンや浴室の他、複数の収納や洗面台も開発しており、生活しやすいマンションになっています。また、サーパスを展開している穴吹工務店を吸収合併して、建築工事のノウハウを得ており、販売後に定期的に実施される大規模修繕工事における提案力が高まっています。親の世代から続くマンションのトップブランドですので、歴史に裏付けられた安定感と落ち着きを求める方におすすめです。

東急不動産「ブランズ」シリーズ

ブランズタワー文京小日向_外観 ブランズタワー文京小日向東急不動産は、東京急行電鉄の不動産部門が分離独立して設立されました。「ブランズ」、「クオリア」、「シーサイドコート」、「プレステージ」の4つのブランドを展開していましたが、2010年に「ブランズ」のブランド名に統一しております。田園都市線の街並みに代表されるように緑多い街づくりが社の根幹にありますので、ブランズシリーズの特徴は、高い品質であるとともに環境先進という環境と人にやさしい暮らしを目指していることです。ブランズ四番町 ブランズ四番町ブランズの公式ホームページでは、グリーンを追求したデザイン、持続可能な未来品質、自然とのつながりなど、環境先進につながるコンセプトが並んでいます。マンションの品質は他社にも負けず劣らずの高い水準であり、高級感を想起させるテレビCMをご覧になられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。住まいそのものの品質はもちろんのこと、電鉄発祥の高いグループ力から入居後のサービスやグループ各社の優待なども期待できます。自然や環境を意識したデザインや品質を求める方におすすめのマンションブランドです。

ブランドマンションのメリット・デメリット

メリット①:資産価値が安定している

ブランドマンションの最大のメリットは、そのブランド名が高い品質のマンションであると認知されていることです。ブランド名がそのまま安心材料となりますので、多数のマンションから物件を比較検討する中古売買においてもブランドが1つの好材料となり、資産価値の安定につながります。【参考記事】資産価値を保つマンションを購入するために持っておきたい3つの視点

メリット②:安心の管理体制

ブランドマンションのもう1つの特徴は入居後の安心の管理体制です。各社ともグループ内でマンション管理会社があり、販売会社と管理会社で連携を取りながら、マンションの資産価値の維持向上に努めています。アフターサービスの取次はもちろん、24時間のコールセンターを設けており、入居した後も安心して生活を送ることができます。

デメリット:同エリア内の他物件よりも価格が高い

デメリットとしては、価格の高さが挙げられます。ブランドイメージを定着させるためのテレビCMには多くの費用がかかりますし、高い品質を維持するために建設時のチェック項目を増やしたり、エントランスロビーなどの設計に著名なデザイナーを採用すれば、これにも費用がかかります。これらの費用が販売価格に転嫁されるため、他マンションよりも価格が高くなる傾向があります。

気になる物件の資産価値を簡単に知る方法

ブランドマンションを検討している方の中には、資産価値を重視して探している方も多いのではないでしょうか?中古マンションの検索サービスは数多く存在していますが、資産価値を重視して探したい方には不動産アプリ「カウル」がおすすめです。過去の売買事例から、人工知能(AI)によって現在の適正価格や、将来の価格推移を予測できる点が最大の特徴です。物件の適正価格が分かれば、実際の資産価値に対して割高な販売価格かどうかを一目で見極めることができますまた、「何年後にいくらで売れるか」が分かれば、ライフステージの変化に対応して柔軟に自宅の住み替えが可能となります>>中古マンションアプリ「カウル」のダウンロードはこちらから

まとめ

今回は、マンションブランド別の違いをご紹介しました。
  • 高い品質や施工後の安心感、サービスなどの総合力の高さを求める方→「パークシリーズ」 or 「ザ パークハウス」
  • 都心的でスタイリッシュな雰囲気を好む方→「シティシリーズ」
  • ラグジュアリー感とともに先進的な商品やサービスを求める方→「プラウドシリーズ」
  • 安心感と長い目で見た資産性を重視される方→「ブリリアシリーズ」
  • 歴史に裏付けられた安心感と落ち着きを求める方→「ライオンズマンション」
  • 自然や環境を意識したデザインや品質を求める方→「ブランズシリーズ」
各デベロッパーごとにコンセプトは異なるため、本記事を参考にご自身にピッタリなブランドを見つけてみてはいかがでしょうか。
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マンションジャーナル編集部

中古マンション売買アプリ「カウル」を提供する「Housmart(ハウスマート)」が、購入や売却に必要な基礎知識・ノウハウ、資産価値の高い中古マンションの物件情報詳細、ディベロッパーや街などの不動産情報をお届けします。