なぜ品川区の教育環境はこんなにもユニークなのか?
2017.04.03

子供のいる家庭にとって、子育て環境と学校や教育環境はとても重要なポイントです。新居を探す際も、その点に注目して探しているご家庭も少なくありません。公立小学校・中学校と聞いても地区によってあまり変わりないだろうと思われがちですが、全く違うのです。特に品川区はとてもユニークで素晴らしい教育環境を作っています。そんな品川区の教育環境について注目してみたいと思います。
今まで『中高一貫教育』と言う言葉は聞いたことがあると思います。しかし品川区で始まっているのは『小中一貫教育』なんです。これは、区内の公立小学校と中学校でスタートした試みで、子供達の心や身体の発達を踏まえて1年生~4年生。5年生~7年生。8年生~9年生と3つのグループに分けて教育を行っています。
9年間一貫教育だと、メリハリがなくなってしまうという意見もあったようですが、実際は4年修了と、7年修了時にミニ卒業式を開くなど工夫を凝らしています。
また小学生から中学生に上がる際の大きなギャップを解消することで、長いスパンでじっくり学べる環境はとても評判がいいのです。
5年生から始まるビジネスプログラムは、この小中一貫教育の中でも注目の教育方法です。
『自分の頭の中で考えて行動する自主性を磨き、社会で貢献できる人間に育てること』を目的としています。実践的な授業を試みており、経済体験『スチューデント・シティ』や経営体験『キャップス』生活設計体験『ファイナンスパーク』などと言う授業が行われています。例えば『スチューデント・シティ』では、実際の店舗を再現した施設に行き、経済活動と消費行動について学びます。もちろんこの体験に向けての事前授業もしっかり行い実体験をすることで知識を深いものにするのです。7年生から始まる『キャップス』は仮想の世界を作り出しビジネスの仕組みやそれに必要なスキルを学ぶのです。ビジネスに必要な知識と経験を積ませると言うことです。8年生向けの『ファイナンスパーク』は個人のお金に関することを学びます。例えば年収や年齢家庭環境を設定して、収入の中でどうやりくりしていくかを具体的に学びます。
これから訪れる国際社会に対しても品川区は目をそむけずに進んで英語教育を行っています。担任と専門講師とボランティアの3人体制で、英語を日本語変換して学ぶのではなく、英語を直接理解させることに力を入れています。また日頃か英語が目にとまるよう、英語がなじみのあるものになるように環境作りにも配慮をしています。
また一部のモデル校だけですが、4年生終了時には『イングリッシュキャンプ』を行っている学校もあるほどです。7年生以降は、『品川区グローバル人材育成塾』『語学派遣研修』にも参加でき、実践的な教育に力を入れています。
英語教育の一環とも言えますが、5年生~9年生の間で1年に1度英語検定料が自治体の負担により無料になります。
監修者:針山昌幸

2006年~スタート。小中一貫教育

ユニークな教育内容①ビジネスプログラム

ユニークな教育内容②英語教育

ユニークな教育内容③英検検定料無料

まとめ
以上のように品川区の教育環境はとても素晴らしく、子供達が実践的経験を積めるような仕組みになっているので、社会に出てもすぐに活躍できる人間形成を積極的に行っています。 公立小学校、中学校とはとても思えないほどの環境作りです。小さいときから実践で学べる経験を持つことは、その子にとって本当に宝です。 品川区のような試みが少しでも増えれば、日本人がもっとグローバル社会に通用する人種になるのかもしれません。>>>品川区のマンション情報の詳細はこちら!
株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
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