マンションを買い換える時に知っておきたい引っ越しのタイミングとは?

2017.06.02
マンションを買い換える時に知っておきたい引っ越しのタイミングとは?

マンション売却を考え、無事に買主が決まり、売買契約が終わったら、売主側は家を引き渡すために引っ越しの準備をしなければなりません。この引っ越しのタイミングとは、どのようにして決めたらいいのでしょう。

また、引っ越しの際に気をつけておかなければならない注意点についても、考えてみましょう。

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引っ越しのタイミングは?

物件の引き渡しは、残金決済が行われる場所で行われます。通常は、午前中に実施され、買主が住宅ローンを組む銀行が使われます。売主、買主、不動産会社の担当者、登記手続きを担当する司法書士、そして銀行員が集まり、決済が行われて売主に残金が支払われた段階で、鍵の引き渡しとなります。この時点で、売主は物件からの引っ越しを完了しておかないとなりません。

引っ越しは何かとアクシデントがつきものです。全部荷物をトラックに積んだつもりが、新居で「○○がない!」「△△を積み忘れた!天袋に残ってたかも」なんてことも起きかねません。できれば余裕を持って、物件引き渡しの1週間前、遅くとも数日前には部屋を引き払っておくようにしましょう。

また、気をつけておきたいのが、買主側のローンの状況です。最近は、事前審査を受けローンが組めることを確認して契約に臨む場合が多いです。そういう場合は、大抵1ヶ月位でローンが下りますから、引っ越しの予定も組みやすいです。しかし、事前審査をしておらず、売買契約後にローンを申請するという買主の場合、ローン審査が必ず通るとは限りません。引っ越しの予定は、相手のローン審査の状況がわかってから決めた方が安全です。

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引っ越しをする際のポイントは?

公共料金などのお金の精算

電気、ガスなどの公共料金は、引っ越し当日で止め、その日までの分の料金を精算します。

固定資産税や都市計画税、管理費や修繕積立金、町内会費などは、引き渡し日前日までを売主が負担することになっています。支払済みの、引き渡し日以降の分は、買主に請求して引き渡し日に支払いを受けます。この場合、領収書を発行する必要がありますが、すべて仲介の不動産会社の営業担当が手配してくれます。

引き払う際は部屋の掃除を忘れずに

中古マンション購入後、自分の好きなようにリフォームして入居するという買主も多く、ぴかぴかに掃除する必要がないケースも多いですが、「立つ鳥跡を濁さず」です。荷物を搬出した後は、サッと清掃をしてから引き払いましょう。

買主のサポートも

引っ越しの際は、隣近所や管理人さんなど挨拶周りをすると思いますが、皆さん次はどんな人が越してくるのかと気になるところだと思います。既に買主が決まっていること、「若い、感じの良いご夫婦なんですよ」などと人柄を紹介して、買主がスムーズに新しい生活に溶け込めるよう手助けしましょう。

まとめ

売却から引っ越しまでは、短期間でやらなければならないことが沢山あります。漏れがないようにチェックリストなどを作って、マンション売却を計画的に行うことがなりよりも重要です。

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株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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