仲介手数料は住宅ローンで借りられるのか?
2017.06.25
不動産購入にかかる費用の中で、大きな割合を占める仲介手数料。不動産会社に支払う仲介手数料を、住宅ローンに含めることが出来たら、手持ち資金が少なくても安心ですよね。今回は、仲介手数料を住宅ローンで借りられるケースと借りられないケースについて、解説します。
監修者:針山昌幸
仲介手数料の相場
マンションや戸建住宅を購入する際、仲介手数料は物件価格の3%+6万円+消費税という金額がかかります。早見表は下記のようになります。- 2000万円→71万2800円
- 3000万円→103万6800円
- 4000万円→136万800円
- 5000万円→168万4800円
- 6000万円→200万8800円
- 7000万円→233万2800円
- 8000万円→265万6800円
- 9000万円→298万800円
- 1億→330万4800円
- 1億2000万→395万2800円
- 1億4000万→460万800円
- 1億6000万→524万8800円
- 1億8000万→589万6800円
- 2億→654万4800円
- 3億→978万4800円
住宅ローンで借りられるのはどんな時?
それでは早速、仲介手数料を住宅ローンで借りられるケースを見て行きましょう。簡単にいうと「年収に対して、住宅ローンで借りようとする金額が少ない」場合に借りられます。銀行が貸してくれる住宅ローンの金額目安は下記の通りです。- 年収400万円・・・住宅ローン借入 2822万円
- 年収450万円・・・住宅ローン借入 3175万円
- 年収500万円・・・住宅ローン借入 3528万円
- 年収550万円・・・住宅ローン借入 3881万円
- 年収600万円・・・住宅ローン借入 4234万円
- 年収650万円・・・住宅ローン借入 4587万円
- 年収700万円・・・住宅ローン借入 4940万円
- 年収750万円・・・住宅ローン借入 5292万円
- 年収800万円・・・住宅ローン借入 5645万円
- 年収850万円・・・住宅ローン借入 5998万円
- 年収900万円・・・住宅ローン借入 6351万円
- 年収950万円・・・住宅ローン借入 6704万円
- 年収1000万円・・・住宅ローン借入 7057万円
- 印紙税
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 司法書士手数料
- 融資保証料
- 融資事務手数料
- 火災保険料・地震保険料
- 固定資産税清算金
諸経費ローンでも仲介手数料は借りられるが金利が高い
なお、住宅ローンで諸経費を借りる以外に、諸経費ローンを利用するパターンも考えられます。収入に対して、住宅ローンの借入金額に余裕がない場合は、諸経費ローンを利用することになります。ただ諸経費ローンは、金利が年4.5%〜と高いので、あまり利用はオススメ出来ません。仲介手数料を住宅ローンで借りると金利が上がってしまう?
一点注意点としては、仲介手数料などの諸経費を住宅ローンで借りようとした場合、金利の優遇幅が少なくなり、借入金利が微妙に高くなる傾向があります。例えば2017年においては、変動金利における都市銀行の最低金利は0.625%〜ですが、諸経費まで借りた場合、金利は0.875%〜になります。仲介手数料を支払うタイミングによっては現金が必要
仲介手数料を支払うタイミングは、売買契約時とお引き渡し時の2回です。2回に分けて、半分ずつ支払うのが慣例となっています。関連記事:中古マンション購入の流れ・必要書類まとめ【完全版】先ほどご説明した、仲介手数料を住宅ローンで借りる方法であっても、住宅ローンで借りたお金が振り込まれるのはお引き渡し時。必然的に、売買契約時には一時的に仲介手数料の半額を現金で準備する必要があります。どうしても売買契約時に仲介手数料の半額を準備することが出来ない場合は、不動産会社に、決済時にまとめて支払う方法を相談してみましょう。まとめ
仲介手数料を住宅ローンで借りる方法、いかがでしたでしょうか。超低金利の現代、住宅ローンを最大限利用するのも方法の一つです。株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
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