家の下を地下鉄が通ってるかもしれません
2016.03.18

生活の足として欠かせない「地下鉄」。その名の通り地下にある鉄道なのですが、一体どのあたりを走っているのでしょうか。地上では一部の地域を除いてなかなか姿を見せないだけにあまり意識しませんが、実は大通りの地下に地下鉄が走っているケースが多いのです。
渋谷駅は田園都市線、半蔵門線、東横線、副都心線、井の頭線など多くの電車が通ってますが、この地図をみると
非常に路線が多いですね!しかしどの地下鉄も器用に道路の下を通っていることが見て頂けるかと思います。>>>新宿駅周辺のマンション情報はこちら!
もう何が何やらというぐらい地下鉄が多いですが、どの路線も道路の筋にピタッと重なっています。>>>東京駅周辺のマンション情報はこちら!
はい、ご覧の通り一切地下鉄は通っておりません。保安上の問題で、当たり前かもしれませんね。ちなみに豆知識ですが、皇居の郵便番号は100-0001、住所は東京都千代田区千代田1番1号で、まさに日本の真ん中の住所です。実は本籍地としても、最も人気の場所でもあるそうです。>>>東京都のマンション情報はこちら!
著者:針山昌幸

渋谷駅近辺の地下鉄
下の地図は大通りと地下鉄の路線図を合わせたものです。(以下、全画面地図より引用)
- 田園都市線は246通り
- 半蔵門線は青山通り
- 副都心線は明治通り
新宿駅近辺の地下鉄
次に新宿駅近辺を見てみましょう。
東京駅周辺の地下鉄

なぜ地下鉄は道路の下を通っているのか?
こんなにも器用に地下鉄が道路の下を通っているのは、何故なのでしょうか。それは手間とリスクによるところが大きいのです。地下鉄用のトンネルは、どんな場所にも掘れるわけではありません。トンネルを掘る土地の所有者に承諾を貰わないといけないのです。土地の所有者に承諾を貰い、地下や空中を使う権利のことを「地上権」といいます。もし道路ではなく一般の住宅地に地下鉄用のトンネルを掘ろうとした場合、この地上権を獲得するのがとても難しいのです。自分の土地に地上権が設定されると「地代」というお金が貰えるケースが多いのですが(中には無償で地上権が設定されていることもあります)、人によってはお金を貰おうがなんだろうが、地上権を設定されることを嫌がる人もいます。そうすると一人の人を説得出来ないがゆえに工事を行うことが出来ない!という自体になりかねないのです。その点道路の下に地下鉄を通す様にすれば、土地の所有者一人一人と交渉する必要がないのでコストも時間もグッと削減出来るというわけです。地上権は確認出来る
この地上権は簡単に確認することが出来ます。法務局に行って「土地」や「建物」の権利を確認すれば良いのです。詳しい方法は省きますが、インターネットからも誰でも簡単に調べることが出来ます(有料)。皇居の下はどうなってるの?
ちなみに皇居の下にも地下鉄は通っているのでしょうか・・・?とても気になるところですので、実際に見て頂きましょう。

株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
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