300万円アップで売却成功!間違いない立地選びがカギ、白金高輪の中古マンション|港区・40代・単身

2023.07.25
300万円アップで売却成功!間違いない立地選びがカギ、白金高輪の中古マンション|港区・40代・単身

本事例の成功のポイント

*予算内で、東京西側・都心に出やすい手堅い立地だけを条件に設定

*AIで物件ごとの予算感を出せる&夜間も問い合わせできるサービスで、仕事後に夜間集中リサーチ

*経験豊富な売却営業担当に依頼して3ヶ月でスピード売却完了



「そのうちマンション購入したい」「そろそろ考える時期かな」・・そう思っていても、住まい探しは準備しないといけないことも多く、なかなか踏み出しづらいもの。

また、いざ探し始めたものの、「ずっと探しているけど、なかなか理想の物件が出てこない…」と悩んでしまうことも。

理想の住まいを手にした方は、どうやってその物件を見つけたのか? きっかけや探し方、資金計画など、成功も失敗も、リアルな体験談を伺いました。

>>【関連記事】本当に頼れる不動産のプロはどこにいる?ストレスフリーな家探しを実現するビジネスモデルとは

今回ご紹介するのは、港区の高級住宅街エリアで中古マンションを購入された単身の女性。1ヶ月という短期間で、幅広い選択肢の中からズバリ今の物件を見つけられました。目下売却活動も順調に進めていらっしゃるとか・・短期間で購入までゴールできたプロセスについて、詳しく聞きました。

《プロフィール》
家族構成:Nさん(単身)
購入時の年齢:40歳
職業:会社員
世帯年収:600万円
それまでの購入経験:なし(以前の住まい:賃貸)


《購入物件》
最寄り駅:港区 白金高輪駅まで徒歩5分、泉岳寺まで12分(2駅2路線利用可能)
間取り:1LDK
面積:44㎡
築年数:築45年(購入時)
購入価格:3,382万


初めから売却を想定。価格が下がりにくい場所にフォーカス

ー Nさんは、今の中古マンションを購入され、もうすぐ5年目になられるとのこと。まずは購入に至ったきっかけを教えていただけますか?

「遠距離でお付き合いしている人がいまして、その人は仕事で東京に月に1回、1〜2週間滞在するような働き方をしていたんですね。それで2人の名義で家を買ったら、暮らしやすいんじゃないかと。月々の支払額が賃貸より低くおさえられる・・いうことで、購入を考えたんです。

それまでは、私は引っ越しをけっこう頻繁にしてたこともあって、一番広いところでも1Kとか1DKとか、そういう広さの物件に住んでいました。今回、1LDKにしたのはそういう理由からです」

ー その前は賃貸でお住まいだったんですか?

「はい、そうです。ずっと賃貸でお金を払い続けてるのに対して、購入した方がその分、自分の資産にもなっていくっていうことを考えまして。

はじめから長く住むつもりはなかったので、古い物件でもいいかな、と思って築年数は気にしませんでした。築年数のあまり経っていない新しい物件にしたら、買った場合にも月々の支払いが高くなると思うんですけど、この家のように築古でしたら、10万円ちょっとで港区にも住めるし、1LDKの広さが手に入るので」

ー そうですね、白金高輪でこの価格はお買い得感がありますね・・もともと、この周辺エリアにはお詳しかったのですか?

「いえ、それが全然そんなことはなくって。初めから売却を考えていたので、値段がなるべく下がらないような場所にしようとは思ってたんですね。目黒、恵比寿・・1ヶ月間ぐらい、めちゃくちゃ探して、偶然出てきた物件です」

ー では、エリアとしてはかなり広い範囲から探し始めたということですね。目黒、恵比寿あたり・・というのは、お勤め先への交通利便性が良いからですか?

「職場は三軒茶屋で、そこへ通うことを考えるとちょっと離れるんです。でも、中心部に住んだ方が、都内のどこに行くにも近いですよね。なので、都内の中心エリアであることと、ラッシュも考慮しました。通勤ラッシュも下りの方があんまり混まないので。

大きな範囲でいうと、東京の東側はあんまり考えてなくて、西側で探してました。三軒茶屋の近くに住んでいた時期もありましたから、西側の方が馴染みもあって暮らしやすいですし、雰囲気が好きだったので」

ー 住みたい物件の条件としては、どんなことを設定されていましたか?

「バルコニーがあること。あとは駅近・・徒歩5分からちょっとくらい。生活利便性という観点はそこまで考えてなくて。今住んでいるこの辺りも、利便性はよくないです(笑) スーパーやコンビニが全然ないので。ちょっと歩かないといけない。ただそのぶん、実際に住んでみて、すごく落ち着く場所だな、とは思います」

1ヶ月の短期決戦。賃貸併用住宅など幅広い可能性を模索

ー 探し始めてから実際の、今のご自宅に出会うまでにはどれくらいかかったんでしょうか?

「1ヶ月ぐらいですね」

ー 短いですね・・! 範囲も広いですし、それは相当集中して探さないと難しかったのではないですか?

「そうですね、相当集中して探しましたね。・・共同名義で買う予定だった彼がフリーランス、個人事業主だったんですね。検討の初期段階で、不動産屋さんに、私一人でローンを借りた方がいい、ということを言われてしまいまして。彼氏がマンション購入には役に立たない、ってことになってからも、このリサーチを無駄にしたくないと思って、一人で買ってしまった、みたいな感じですね。・・まあそれで結局別れてしまったんですけど(笑)」

ー それは・・じゃあその一ヶ月はかなり激動の一ヶ月だったのでは・・?

「そうです。探し始めは、『賃貸併用住宅』(※)も検討していたんですね。なので、賃貸併用住宅を専門にしている業者さんにも問い合わせていました。家を建てて、半分賃貸 にしたらどういう収支になりますね、みたいなのを計算してくれて。ただ、そうすると、場所が蒲田とか都心部から離れたところになってしまうので、それは嫌だなと思って、やめたのですが」
※1つの建物の中に自分が住む部屋と、第三者に貸し出す部屋がある物件

ー 内覧は何件ぐらいされましたか?

「けっこう見ましたね。10件ぐらいはしたかな」

ー その10件は、どんな物件だったんでしょうか?

「新宿の方の物件も見たんですけど、すごいのがありましたね・・新宿御苑の駅近物件で外観はすごい綺麗な、まあまあ新しいマンションなんですけど。中がもう戦後かっていうぐらいのかなりいい感じで、お化けが出そうなところで・・電気がとれていたり。ここは拷問屋敷だったんじゃないかみたいな怖いところもありましたね(笑)

事前の物件情報としては、価格的に有利に思えてメリットがありそうだったので、見に行ったら、そんな感じで・・これ全部リノベーションをしたら、200万円はかかるねって言われて、これは無理だなと。

他にも、自由が丘の辺りの物件も見ましたね。だけれども、あっちもけっこう古い物件が多くて、3階なのに階段しかないとか・・ あとは、そうですね、土地の権利が借地権のものもありました。・・こんな条件の物件があるんだ、と。行ってみて話を詳しく聞いて、やっとわかるみたいな感じでした」

仕事後の夜間にリサーチ&問い合わせ

ー そうすると、もう本当にいろんなバリエーションの物件を見られたんですね。かなり頑張って探さないと、お仕事もある中で大変だったのでは、と思うのですが・・どうやって時間などやり繰りされたのでしょう?

「日中は仕事もあるので、夜中にずっとリサーチしてました。カウルも使って、これくらいの予算だとこのマンションに月々いくらくらいで住める、というのがAIでわかるので。あとは夜中でもメッセージを送れるので、それで詳細を送ってもらったりして。それで大体掴めるので、リサーチが進みました」

ー 使いこなしてくださり、ありがとうございます。そんな中で、ついに今の物件を見つけられるわけですね。

「そうですね。先ほどお伝えした条件の通り、できれば西側で都心部で、という条件くらいがあって、『フィーリング的にここなら大丈夫そう』というところであれば、どこでもいいと思ってたんですね。そんな中で、今の物件はポンと出てきた感じです。調べていて、予算感も合ってるし、広さや条件も良さそうなので、内覧を申し込みました。

不動産屋さんがリノベーションして販売している物件だったので、ショールームみたいで綺麗だったので印象もかなりよかった。古いマンションっていう条件がまったく気にならない状態で、水回りとかも全部新しくなっていたので、内覧して1日で決めました」

ー おお、決断が早いですね・・! 予算を満たしていて、かつ綺麗だったというのが、大きかったんでしょうか。

「そうですね。あとはその当時はオリンピック前で。オリンピック需要とか、高輪ゲートウェイ駅ができたら値上がりするんじゃないかっていう算段がありました」

賃貸時の月額+αで、好立地&広さ&居住性を獲得

ー なるほど。購入予算、住宅ローンはどこの金融機関で組みましたか?

「新生銀行で、5年固定金利で0.9%。返済期間は35年でフルローン。ちょうどこの7月1日から、固定が外れて変動金利になるんですが、それでも今回は0.9%ということで聞いています。

住宅ローンは古い物件だったので、審査に通るところが限られてまして・・仲介会社さんから紹介された金融機関で申し込んだんですが、みずほさんはちょっと断られて、新生銀行さんになった感じですね」

ー 引き渡しまでの間に、何かトラブルや、これには困った・・というようなことはありましたか?

「うーん、特にはないですけど、契約作業がすごく大変でしたね。仕事の合間をぬって昼休みに契約に行ったりとか、何回外出したんだろう・・ローンの契約も行かなきゃいけないし、ずっと話を聞いてハンコを押しまくるみたいな・・あれはどうにかならないかなと思いました(笑)」

ー 月々の支払いが抑えられるというのが、購入理由の一つとしてあったかと思うのですが、購入前後でどのように変わりましたか?

「実際には広くなってるんで、ちょっと高くなってますね。賃貸の時は、10万円に収まるようにしてたんですね。それが、今のこちらの家ではローンの返済金額が毎月9万3000円くらいで、それプラス、1万ちょっとの管理費を払っている形ですね・・毎月11〜12万円くらいです」

売却は最初の1年間は売れず。依頼先を変更して3ヶ月でスピード決着。価格は購入時+300万円

ー 支払い金額自体は抑えながら、居住クオリティが上がった、ということですね。
先ほど、すぐに売るつもりだったと仰っていましたが、今後のお住まいの展望として考えられているところはありますか?

「5年固定のローンを組んだのでもわかる通り、5年以内には絶対売る、というように思ってました。・・だったのですが、コロナ禍になってしまったので時期を逃してしまったというのがありまして・・でも今、もうすぐ売れそうなところなんです。買いたいという方がいらっしゃって、今住宅ローン審査中ですね」

ー では今まさに売却活動中ということですね。売却はどこから始めましたか?

「実はですね、 紙の広告がポストに入って。仲介手数料0円で売りますよ、というような仲介会社さんでした。そこにお願いして、1年ぐらい出してたんですね。

そこのやり方は、契約書にも書いてあったんですが、レインズに掲載しないで独自のチラシをこの近辺に撒いて、それで集客するという方法で。結局何回か内覧はあったんですが、契約には至らず・・

今は他社の営業マンにお任せしています。経験値のあるやり手の営業マンが3ヶ月以内に売ります、というところ・・TERASSさんっていう会社の方ですね。Facebook広告か何かで見かけて、ここだったら売ってくれそうだと思って、すぐに連絡して営業についてもらったんです。実際に経験豊富な方で、いかにも営業の方というような腰の低い方ですね」

ー ちなみに、価格としてはおいくらで売れそうなんでしょう?

「価格は上がりましたね。想定通り。300万ぐらい上がってます。

あと、購入時には3,382万円で購入したのですが、3,480万円のところを100万円値引きしてくれました。そんなに粘ったわけではないのですが(笑)」

ー その2人目の営業担当の方は、広告どおりに売却してくれたということですね。Nさんは、売却後の次のお住まいはもう決めていらっしゃるんですか?

「まだ具体的には決まってないんですが、次は賃貸にしようと思ってます。

というのは、タイミング的に、 今、3Dプリンターですとか技術がどんどん発達してきてるんで、数年のうちに 簡単に家が建つ時代になるかなと思ってて。そうすると、家自体の値段が下がるだろうと思ってて。まあ、その数年っていうのが、5年なのか10年なのかはちょっとわかんないですけど、いったん今は賃貸で様子をみる時かな、みたいに思ってます。

エリアはまた西の方になるかな・・恵比寿、目黒、広尾。あと、品川も今、候補に入れてます。今、高輪ゲートウェイと品川の間もすごく開発が進んでるし。あとはやっぱり交通利便性がすごくいいので。羽田空港も近いし、横浜にもすぐ行けるしというところがすごく便利だなと」

ー やっぱり住んでみると、その交通利便性って手放しづらい?

「そうですね。品川の高輪口の方はまだ港区で、高輪住所で、品川から徒歩10分以内ぐらいだったらいいな、みたいな感じですね。 あの辺、すごく閑静な感じで緑が多くて・・まあ、道路通っちゃうとどうかわかんないんですけど。

今の住宅も目黒、品川まで歩いて20分くらいなんですが、品川にもっと近い方がいいなあと。でも目黒の川沿いもやっぱり桜の季節がすごくいいので、迷ってますね」

ー なるほど。じゃあ、今引っ越し先を考える、楽しい時期ですね。

「(笑) 引っ越しを私、今まで25回もしてて。大人になってからはほとんど2年おきにしているんです。海外に行ったり。日本中もけっこう・・北海道も行ったし、関西も住んでたし。仕事関係が多いのですが。

引っ越しは毎回本当に大変で、その度にもう引っ越しするもんかって思うんですけど、なんか2年ぐらい経つと飽きて、次に引っ越すというのを続けていました。

ここのマンションを買ったのは、本当に価格が上がると思ってたんで・・もうちょっと待ってさらに開発が進めば、また上がるのかもしれないんですけど、もうちょっと待てないなっていうのがあって、ついに売却を進めている感じですね」

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いかがでしたでしょうか。
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ぜひご自分に近しいタイプのエピソードを見つけて参考にしてみてくださいね。

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マンションジャーナル編集部

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