職場まで直通30分・子供の保育園エリア内で賃貸から中古マンション購入へ|千葉・30代・3人家族
本事例の成功のポイント
*エリアや立地、設備など、夫婦間で「これだけは譲れない」条件を厳選、事前に擦り合わせ
*必要な情報ソースに絞り、物件探し〜比較検討〜意思決定を効率的に
*家具家電の設置は、引越し後に「想定外」が起こることも。管理規約を確認する・専門業者に調査を依頼するなど、設置前確認は念入りに
「そのうちマンション購入したい」「そろそろ考える時期かな」・・そう思っていても、住まい探しは購入資金計画や物件探しなどの段取り、今買っていいのか?などなど考えることが多く、なかなか踏み出しづらいもの。
不安要素が多くなりがちな中古マンション購入。それを乗り越えて理想の住まいを手にした方に、成功も失敗も、リアルな体験談を伺いました。
>>【合わせて読みたい】金利や頭金、いくらにすべき?正しい購入予算の立て方を解説
今回ご紹介するのは、賃貸でお住まいのエリア内で中古マンションを購入してお引越しした3人家族。一度はやめたマンションに、1年後に購入を決意したとか。どうやって理想の物件を見つけたのでしょうか? 「事前にわかっていれば・・!」というちょっとした失敗談も聞きました。
《プロフィール》
家族構成:Wさんファミリー(33歳夫婦+子ども1人(5歳・保育園))
購入時の年齢:夫30歳・妻30歳・子2歳
職業:夫婦で会社員(奥様は会社員以外にフリーランスとしての仕事も)
世帯年収:1,100万円
それまでの購入経験:なし(以前の住まい:賃貸)
《購入物件》
最寄り駅:千葉県市川市の某駅 徒歩5分
間取り:3LDK
面積:65㎡
築年数:築25年(購入時)
購入価格:2,800万円
きっかけは総合住宅展示場のチラシ。子どもが小さいうちに買った方がいいかもと思い始めた
ー Wさんは、今の中古マンションを購入されてから今年で3年とのことですが・・どういったきっかけがあって購入に踏み出したんでしょうか?
「元々ぼんやり子どもが小学校に入るまでに買いたいと思っていたのがありまして。小学校に入ってから引っ越しだとバタバタするから、幼児のうちに買っておきたいと思いました。ぼんやり探し始めたのが子どもが1歳ぐらいの時だったかなと思います。
きっかけは、自宅のポストに入っていた総合住宅展示場のチラシです。一軒家用の展示場だったのですが、住宅展示場ってよくヨーヨー釣りとか、クジ大会とかやっていますよね。そのチラシに子どもが好きそうなイベントが書かれていたので、行ってみたんです。行って話を聞いてるうちに、子どもが小さいうち、夫婦が若いうちに家を買っておいた方がいいんだってことに気づき、そこから家を買おうみたいな話を夫婦でなんとなくし始めました。その時はまだ、一軒家かマンションかも決めていませんでした。なので最初は、戸建てもマンションも幅広く見るところから始めました」
ー 今は千葉県市川市にお住まいということですが、このエリアを選んだ理由は?
「このマンションの前は賃貸に住んでいたのですが、その時はギリギリ船橋市、隣の市でした。出身は神奈川で夫婦ふたりとも、千葉県出身ではないんです。結婚して家を探そうとなった時に、お互いの職場が千葉の方が通いやすくて。二人とも都内で働いていて利用する路線がJR線と東西線だったので、直通で行けたんです」
ー 通勤利便性がまずは重要な条件だったと。
「そうですね。通勤利便性といっても、通勤時間は『30分くらいまでにおさまればいいな』というくらいでそこまで気にしていなくて。どちらかというと乗換がないことを優先していました。都内に出るアクセス利便性があり、かつ、ギリギリ千葉県に入るとちょっと家賃が安いので、千葉に賃貸で住むことを選び、気に入ったのでそのまま持ち家も千葉にした感じですね」
ー 賃貸物件ではなかった、「これが欲しい」という要望としては、具体的にどんなことがありましたか?
「まずは広さですね。あとはセキュリティ。以前はアパートだったので、オートロックとか、基本的なもので良いのですがセキュリティ対策が欲しい。
あとは駐車場が欲しかったですね。車を持っていたんですが、アパートだったので駐車場がなくて、近くの駐車場を借りていました。歩いて3分ぐらいかかるちょっと離れたところで・・3分だと、雨の時に濡れてしまうし、荷物を運ぶのが大変、というようなことがあるので、マンションの下に駐車場があるというのも条件の一つでした」
物件探しはチラシから。エリア限定の濃い情報を効率的に収集して見学を繰り返す
ー 住宅展示場に行かれて、「買った方がいいかもね」というお話になって、まず手始めに何から始められたんでしょう?
「本当に手当たり次第というか、チラシが入っていたところに片っ端から見学に行って。自由に建てられる一戸建てから、建売、新築マンションに中古マンションまで全部見ました」
ー フルコースですね。
「そうですね。いろいろと見た結果、『結局マンションがいいね』という話になったので、そのあとは新築マンションと中古マンションに絞って探しました」
ー チラシだけでも情報量は十分、入ってきたんでしょうか?
「ちょうど最寄り駅周辺に新築のマンションがどんどん建ち始めていたこともあり、家のポストにしょっちゅうチラシが入っていたんです。まずそうした新築マンションを4、5物件ほど見に行って・・というところから始めましたね。
家を買うときには、よくある不動産ポータルサイトは使わなかったんです。というのも、ちょうど子どもを保育園に入れたぐらいの時期だったこともあり、その保育園まで歩いて通える範囲だけにエリアを絞り込んでいたので・・逆にポータルサイトは多すぎて選びきれませんでした。なので、近隣住民用のチラシの方が助かったっていうのもあります。実際、今の住まいにたどり着いたのも、チラシでしたね」
ー 不動産屋さんは、売出物件の近隣に絞ってチラシを入れたりしますよね。
「そうですね、本当にその時の住まいから徒歩圏で行けるようなマンションのチラシばかりが入ってきていたので。それで決める方が効率的で探しやすかったのもあります」
ー 今の住まいに辿り着くまでに、物件は何件ぐらい見たのでしょうか?
「それほどは見ていないですね・・15物件くらいでしょうか。割合としては、戸建て5件、10件マンションぐらいですね。マンションは新築と中古、それぞれ5件ずつくらいだったと思います」
コストメリットや諸条件を満たす点からマンションに絞り、結果的に中古マンションへ
ー 戸建てではなくマンションの方を選択されたのはどんな理由からでしたか?
「大きかったのは、掃除のしやすさですね。私が2階のある家に住んだことがなくて・・ずっと小さい頃からマンションだったので、一軒家に住むイメージがあんまり湧かなかったんですね。掃除が大変そう、光熱費が高そう、管理が面倒くさそう・・と、ちょっとネガティブなイメージがあって。だったらマンションの方がいいかなと。
子どもも2人目の予定もないので、3人だったら3LDKで、小さめのマンションでもいいかなと思って、マンションにしました。マンションだとセキュリティもしっかりしていますし」
ー マンションは新築か中古かでいうと、どうして中古を選ばれたんでしょうか?
「本当は新築の方が良かったのですけれど、やっぱり金額が高いのと、保育園と小学校に通いやすい、ピンポイントの立地での新築物件がたまたまなかったんです。
今の中古マンションは、不動産会社が買い上げて全室フルリノベーションしたという物件なんです。契約後にリノベーションの工事に入るので、自分で壁の色から床の色まで全部選べるという仕組みでした。そうしたリフォーム費用も込みの金額だったので、金額的なメリットが大きいなと思って。
新築の良さってやっぱり、完全にNEWな状態から入居できるっていうところだと思うのでそれもちょっと叶う。で、アクセスも良くて、金銭的にも安くて。あとはさっきの条件・・駐車場があって、といったことも全部叶ったんですよね。逆に、中古マンションのデメリットがあまりなかった。なので、新築をメインに探してたけど、たまたまいい中古があったから中古にしたっていうような感じですね」
夫婦間では最低限の条件だけすり合わせ、あとは片方に委ねる
ー そこまで、「欲しい条件が全部入っているね」と決意できるようになる前に、夫婦で何度か話し合ったりはしたんでしょうか?
「いえ、そこまで話し合いなどは・・。間取りが最低3LDKとか、平置きの駐車場がある、とか本当にハードの部分だけですね。駅から徒歩圏内とか保育園に通えるとか、そういう最低限の条件だけ旦那と話して、あとの細かいこだわりはもう私に任せるって言ってくれていたので、特に揉めることはなかったです。最低限必須の条件だけはもう夫婦で合致していたので」
ー 細かいこだわりって、例えばどんなことですか?
「それこそ床とか建具の色とか・・あとは、駐車場が立体駐車場か平置き駐車場かも、私の要望に合わせました。私は平置きが良かったんです。マンションによくある機械式が嫌で・・出し入れが面倒なのと、停電で動かなくなるのと・・それに、修繕費が高いので」
ー では今のお住まいの情報をチラシで手に入れて、実際に見に行って購入申し込みをするまでは、とんとん拍子だったんでしょうか?
「いえ、実は丸一年かかっていて・・本当に家を探し始めた最初の頃の時に、ここのマンションを見に来ているんです。で、一回は『やめます』って言って、最後の最後でもう一回戻ってきた」
ー おお・・運よく残っていたんですね。
「一年前に見た時にはまだ半分ぐらいは空いてたんですが、もう最後の1室でした。だから(不動産会社が)安くしてくれたっていうのもあるのかなと思うんですけど」
ー 一年ぶりに「もう一度見てみよう」となったきっかけは?
「今住んでいるこのマンションから歩いてすぐのところに、新築のマンションがあって。そこも最終候補に残ったんですよね。ただやっぱり金額的に高くて・・でもこの立地はアクセスもいいよね、と話していた時に、『そういえば最初の頃に見たあのマンションも近かったね』と思い出して。それでもう一回話を聞きに行きました。
・・いや、もしかしたら、たまたまその迷っているタイミングで、一年前に物件を見た時の不動産営業の方から電話がかかってきたのかもしれない・・。『1年経ちましたけど、家、決まりました?』みたいな・・。電話がかかってきて、『いや、実は近くで本当に悩んでて・・』みたいな話がきっかけだったかもしれないです。あまり覚えてないのですが」
ー その不動産会社さんは熱心に営業してきたんでしょうか?
「いえ、ずっとソフトな印象の方で・・不動産営業ありがちの『ゴリゴリ』じゃなかったのも気に入ったんですよね(笑) 本当に2回目、買う時に行った時はもう最後の一戸だったのもあって、『もう今日決めないんだったらやめましょう』ぐらいの結構強めの言い方はされたのですが、それでも嫌な感じはせず。柔らかい対応の方でしたね」
購入予算は「住宅ローンの名義」から金額を決定。頭金も夫婦で意見を擦り合わせて
ー 無事に希望条件を満たす物件に出会えたということで、購入申し込み後のお話についても伺っていきたいのですが。その前に、資金計画について詳しく教えてください。
「購入予算については、夫婦で調べながら組み立てました。住宅ローン選びについては、不動産営業の方に相談しました。
最初は、相場も全然わからなくて・・いろいろ調べまくった結果、私たちの世帯年収では3500万円ぐらいが購入金額のマックスかなと。・・というのもうちの場合、主人だけでローンを組みたかったんです。夫婦のうち私の方が収入が多いんですけれど、『ローンは自分(旦那)だけで組みたい』って本人が言い出したんですよ」
ー 「ローンは自分だけで」とは、それはどんな理由から?
「たぶん・・プライドがあったのかな(笑) 旦那は私の収入が多いことを知らなくて同じくらいだと思っているのですが、実際はけっこう差があるんですよね。ただ、やっぱりそこは、それこそ義理母たちから、『あんたに万が一のことがあった時に、嫁さん・子どもに家ぐらい残しなさい』みたいなことを言われていたらしくて。俺だけでローンを組みたいから、と言われたので、あんまり価格が高い物件は探しませんでした」
ー 住宅ローン選びってけっこう迷う方が多いと思うんですが、どのような住宅ローンを組んだのか、詳しく教えていただけますか?
「今は千葉県の地方銀行です。
地銀で変動金利、金利は0.5%。
返済期間は35年。
名義は旦那です。
うちの場合は、住宅ローンはあまり迷わなかったですね。旦那単体でのローン審査となると、大手銀行では審査が通らないんじゃないかと、不動産会社さんに言われたんです。『地銀の方が金利も安いし審査も通りやすい』と教えてもらい、ここの金融機関の住宅ローンだけで行きました」
ー 自己資金、頭金は入れましたか?
「はい。600万円くらい入れました。不動産会社さんには、『頭金はあればあっただけいい』くらいのさらっとしたアドバイスは受けたのですが。旦那は頭金を入れないつもりだったのですが、私が『貯金からいくらか出したらどう?』って提案して、600万円入れることにしました」
ー 旦那さんはそのまま全部フルローンにするおつもりだったんですね。
「そうですね。ただ、私はやっぱり返済額をおさえたかったので・・。うちの場合、600万円ぐらいだったら、誰かが怪我したり万が一のことがあった時にも、まだ使える貯金があるので。『600万円くらいだったら出せるんじゃない?』というような提案をして、夫婦で決めました」
ー 物件価格は3500万円、それ以外にかかった大きな出費はありましたか?
「リフォームについて、先ほど『込みの金額』というお話をしたのですが、リフォーム内容によってはオプションとして追加費用となる形でした。基本のリフォームにプラスアルファできた感じですね。
我が家は、浴室乾燥機と床暖房、またキッチンのトップの素材をちょっと良いものに変更しました。あとは、コンセントの箇所を増やしたり・・そういう細かい変更もいくつかお願いしました。その追加費用が、トータルで100万円ぐらいだったかなと思います。床暖房が高かったですね」
ー 返済金額等を抑えるために、控除制度は何か使われましたか?
「住宅ローン控除と・・あとは、住まい給付金ですね」
※住まい給付金とは、消費税率引上げによる住宅取得者の負担を緩和するために創設された制度。2023年6月現在は受付は終了している。詳細は国土交通省のHPを参照。
引き渡し後の家具家電の設置で思わぬトラブル・・大手のオプションサービスに助けられた
ー 購入申し込み後から入居までの流れを伺いたいのですが・・リフォームが入ることになるので、引き渡しまでにいくらか時間があったかと思います。どれくらいかかりましたか?
「そうですね、半年弱くらいはありましたね。その間は、賃貸に住み続けていました」
ー 引き渡しまでの間に、何か困ったり悩んだりされることはありましたか?
「入居前のトラブルはありませんでしたね。ただ、入居後に少し・・。
引っ越しで洗濯機の設置をした後に、マンションの点検があったんですね。業者の方が来て、『これだと工具入らないんで、点検できませんね』って言われて・・その後になって、マンションの理事会から連絡が来たんです。
年に1回排水管点検があるから、洗濯機を浮かさなきゃいけないって言われたんですよ。
4つ足の台で洗濯機を持ち上げて、防水パンのところに工具が入るようにしなきゃいけないんですね。それをやらずに排水管点検未実施のままだったら、全家庭分の費用を負担しなきゃいけない、とけっこう強く言われまして・・
万が一下水が詰まっちゃったり、漏水を起こして、他の家庭に迷惑をかけたりするから、点検は必ず、ということですね。突然言われて、洗濯機を自分たちでは持ちあげられなくて困ってましたね」
ー その時はどう解決されたんですか?
「たまたま引っ越しの時に、アート引越センターを使っていて。その時のオプションで、『家具の移動オプション』が無料で一回、1年間使えたんです。それで引っ越しの方を呼んで、『家具の移動じゃないんですけれども、洗濯機を持ち上げてください』って頼んで・・(笑)
点検の必要性は理解しているのですが、先にわかっていればよかったですね。たまたまそうしたオプションがあったので、助かりましたが」
ー 他に、後から知って困った、というような事柄はありましたか?
「あとは、エアコンの取り付けでしょうか。リビングのエアコンとして、加湿も除湿もできるような結構ハイエンドなモデルを選んだんですが、それが大きくて設置ができなくて・・配管パイプに対して、配管穴が小さかったんです。そのことが、届いてからわかって。購入した家電量販店さんのご厚意で、一個下のモデルに買い換えて事なきを得ました。
家の問題じゃなくて私たちの確認漏れの問題な気もしますけれど(笑) それは中古ならではなのかなと思いました。家の規格が最新のサイズとか規格に対応してないという。それこそ最初に、家電量販店の方などに一度家に来てもらい、チェックしてもらってから買わないと、もったいないことになるかもしれませんね。
ー 実際、おっしゃる通り中古マンションで希望のエアコンが設置できなかった、というのは、「あるある」なエピソードではあるので、ぜひ購入後に設置を考えられている人は、その対応をされた方が安心ですね。
「そうですね、うちは運が良かったですが、すべての量販店さんがそうしてくださるわけではないと思いますので。
あとは、今こどもが小学校に上がるので、子ども部屋に学習机を置こうとしているのですが、部屋の内側に柱が結構出っ張ってて、家具が置きにくいんですよね。さすがに入居前にここまでは見なかったなぁと・・考えれば良かったかなとは思いましたね」
持ち家になることで、子どものお友達も遊びに来るように。ご近所づきあいの大切さも実感
ー 今お住まいになって3年目。購入してみて良かった点を教えていただけますか?
「まず費用面でいうと、やっぱりローンの支払い額がそこまで大きく変わらないので、先行きの見通しが立てやすくなったというのがありますね。家賃だと上がったり下がったり、更新費がかかったりというのがありますが、その計算がいらなくなったかな。月々の支払い自体は、返済と管理費を含めると賃貸時代と比べて上がっているので、コスト面でのメリットはそこまでないかな・・。
空間的な話でいうと、『明るくなった、広くなった』というのが大きいです。明るくなったのは窓が大きくなったから。前の家は、2DK・43㎡だったので、リビングが作れなかったんですね。なので友達も何人もはさすがに呼びにくい。購入して広さや部屋数が増えて、子どものお友達を呼びやすくなったのは、子どもにとっても良かったですね」
周辺環境としても、以前の賃貸物件より少し静か場所に引っ越したので、音もうるさくないので助かっています」
ー そうすると、Wさん一家の場合、購入したメリットはコストよりも広さや明るさなど居住性の部分。あとは、その結果、生活でできることが増えた・・というところでしょうか。
「そうですね。あと、駐車場が非常に便利です。車には毎日乗るので。希望通り平置きの駐車場なんですが、地下にあるので雨の日でも濡れず移動しやすくっていうのは助かってます。大荷物でも濡れない、っていうのは大きいですね。あと、私たちの住戸は2階なのですが、その下が駐車場なのであんまり足音を気にしなくてもいいという点も」
ー 購入したことでの、気持ちの変化はありましたか。
「ご近所付き合いをちゃんとしようと思うようになったかな。私たちは今度家族が増える予定もないですし、実家とは適度な距離がある方が程よい距離感で付き合えると思っているので、このまま千葉で良いと思っています。住み替えはまったく考えてないんです。なのでもう家を買った以上は、子どもの学区もここですし、近隣の方とトラブルになっても簡単に引越しできませんから・・それこそ理事会の方とか、近所の方々と密にコミュニケーションをとろうって思うようになりましたね。
引っ越した後に徐々にわかってきたのですが、うちのマンションの理事会が少し厳しめで・・他の住戸の方も足音など、頻繁に指摘をされているようで。なので、理事会には、引っ越してすぐに挨拶に行きました。敵に回さない方がいいかなと(笑)
欲をいうと、私がほぼテレワークなので、テレワーク用の部屋は欲しいなあとは思っています。今はダイニングテーブルで仕事をしていて、私の部屋がないんです。子どもの部屋と旦那の部屋と、私の部屋とリビング、ダイニング・・夫婦の寝室を分けたいのと、4LDK欲しい。ただ、中古で4LDKってあんまりなくて・・最近の新築マンションだと、テレワークスペースがある間取りがありますが、あれはいいなあと思ってました。まずは今リビングに子どものおもちゃが全部あるので、小学校とか高学年ぐらいになって、自分の部屋に籠るようになったら、おもちゃ棚を全部撤去して、ちっちゃい机を置こうかなと思ってます。リビングの一角を、私の専用スペースにしちゃおうと計画中です(笑)」
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いかがでしたでしょうか。
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ライフステージや社会の変化に応じて、住まいの最適解は異なります。
ぜひご自分に近しいタイプのエピソードを見つけて参考にしてみてくださいね。
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マンションジャーナル編集部
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