一度は住みたい!憧れのヴィンテージマンション5選
ヴィンテージとは本来はワインのぶどうの収穫から醸造・瓶詰めまでの工程を表す言葉だったそうですが、最近は楽器や車、衣料品など様々な物においても製造中止などにより入手困難な稀少品という意味で使われています。
ヴィンテージマンションとは、まさしく稀少価値のあるマンションを指しています。今回はこの「ヴィンテージマンション」にスポットを当ててみたいと思います。
監修者:針山昌幸
ヴィンテージマンションと中古マンションの違い
マンションは築年数の経過とともに資産価値が低下します。築10年のマンションの平均下落率は25%、築20年では40%下落すると言われています。
一方で築年数が経過しても資産価値が変わらず取引されている物件や、逆に新築時より高値で取引されている物件もあります。古くなっても尚人気があり、良質な中古マンションが「ヴィンテージマンション」です。
「ヴィンテージマンション」と呼ばれるには色々な条件があります。
- 好立地(アクセスがしやすい、周辺環境の充実)
- 築10年以上
- 中古流通時の平均単価が3000万円を超えて取引されている
- 一住戸あたりの平均専有面積が80㎡以上
- デザイン性が高くハイグレードである
- 管理が行き届いている
- 住んでいること自体がステイタスになる
代表的なヴィンテージマンション
三田綱町パークマンション
三井不動産が展開するパークマンションシリーズの中でも最高級と言われている、地上52m(19階建て)、総戸数147戸のヴィンテージタワーマンションです。日本では初めての高層マンションで、各戸は全て100㎡越えの広々とした間取りになっています。
麻布10番駅から徒歩9分、「三井倶楽部」の西洋庭園を望む閑静な住宅地に建てられ、ラウンジやゲストルーム、フロントサービスといった高級ホテルのような豪華な施設や雰囲気。24時間有人管理でセキュリティー面も万全です。
有栖川ヒルズ
広尾駅徒歩5分、有栖川公園が目の前という抜群の立地に建てられた有栖川ヒルズは、1991年竣工されました。バブル絶頂期ということもあり、当時の平均販売価格は19億3600万円。日本のマンション史に名を残した伝説のマンションです。地上6階建て、総戸数14戸、平均専有面積が235,92㎡(3LDK~5LDK)という広々とした間取り。全住戸にトランクルームと駐車場が完備されています。
フォレストテラス松濤
高級住宅街として知られる渋谷区「松濤・神山町」、旧鍋島邸跡地およそ3000㎡の敷地に建てられたフォレストテラス松濤は、地上4階地下1階、総戸数26戸という贅沢さで1999年竣工されました。
六本木ヒルズレジデンスの設計及びデザイン監修を手掛けたコンラン&パートナーズと森ビルの合作で、外壁は茶・白・緑の3色で構成されていて高級感溢れるモダンなデザインはマンションの名作と言われています。
フロントサービス、24時間監視システム、屋上には子供用プールやルーフガーデンもあります。
元麻布ヒルズフォレストタワー
元麻布ヒルズは森ビルが開発した高級マンション群で地上29階建てのタワーマンションと2つの低層マンションで構成されていて、2002年に竣工されました。その中心であるフォレストタワーはコンセプトである「森の都市」のシンボル「樹木」をイメージして建てられていて、その個性的なフォルムは人の目を引きつけます。
敷地の約半分に植栽され、四季の樹木を配した「四季の丘」や遊歩道があり、都心でありながら自然と触れ合うことのできる癒しの空間に。メインゲートは桜並木になっていて春には一層彩りを添えています。また屋上には居住者だけが利用できる地上96mのルーフガーデンもあります。
フロントサービス、医療サービス、ペットのフットバスなどの他、敷地内の「元麻布ヒルズスパ」も利用できます。
麻布霞町パークマンション
麻布霞町パークマンションは2000年に三井不動産が「パークマンションシリーズ30年の集大成」として、西麻布の高台、「三井家」ゆかりの約6800㎡の広大な敷地に建てた高級マンションです。まとめ
それぞれに個性的で、「ヴィンテージマンション」と呼べるに相応しい魅力と風格があります。この他にも「ヴィンテージマンション」と呼ばれる物件は多数あります。是非マンション選びをされるときの参考にしてくださいね。
マンションジャーナル編集部
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