東京のダークホース「辰巳」を知っていますか?
2016.09.04

「辰巳」という場所をご存知でしょうか。「名前ぐらいは聞いたことがあるけど、どこだかは知らない」という方が多いのではないか、と思います。辰巳は江東区に位置し、銀座一丁目まで有楽町線で直通8分、京葉線を使えば東京駅まで直通7分という利便性を誇ります。また価格も大変魅力的で、お隣の豊洲が平均金額6,600万円(平均占有面積74㎡、築年数9年)に対し、辰巳は平均金額4,613万円(平均占有面積73㎡、築年数5年)と約2,000万も価格を抑えて購入することが出来るのです。少し築年数の経った中古マンションであれば、3,000万円代でも十分にマンションを購入することが出来ます。しかし、イマイチ知名度が高くない。今回はそんな辰巳の魅力に迫りたいと思います。
辰巳は湾岸エリアにあります。ズームしてみましょう。
地図の右側が辰巳。逆サイドの左側に見えるのは東雲のタワーマンション群です。さらに拡大してみます。
団地!団地!団地!団地だらけですね。そう、この団地こそが辰巳の特徴であり、魅力なのです。
監修者:針山昌幸

辰巳ってどこにあるの?
そもそも辰巳はどこにあるのでしょうか。地図で確認してみましょう。

東京都営辰巳一丁目アパート
この辰巳に大量にあるアパートは「東京都営辰巳一丁目アパート」。なんと全体で90棟もアパートがあります。この90棟のアパート群は、1967年から69年に一気に開発されました(すごい!)。総戸数は3,300戸にもなります。実際に、辰巳の街並みを見てみましょう。↑辰巳一丁目アパートの街並み
↑レトロな雰囲気が広がります
↑都内では数が少なくなった典型的団地
いかがでしょうか。東京とは思えないような、見事な昭和のノルスタジックさを残しています。
↑いかに団地が大きいかが分かります
↑団地越しに東雲のタワーマンションが見えます
↑なんと団地内に商店街が
↑レトロなお店が印象的です
辰巳一丁目アパートでは、今ではほとんど見られなくなったあるモノを見ることが出来ます。
↑何やら不思議な建築物が・・・・
↑とにかく大きい!
辰巳の再開発とこれから
辰巳の知名度が低いのは、有楽町線の「辰巳駅」が出来るまでアクセスが極めて悪かったからだと思われます。電車でのアクセスが出来ず、バスでしか行くことが出来ない。辰巳は「陸の孤島」という異名を持つエリアでした。有楽町線の駅が出来てから利便性がグンと良くなり、都心エリアへのアクセスの良さから、ブリリア辰巳キャナルテラス等の新築マンションが次々と建てられました。ディズニーランドの花火を見ることもできる、キャナルファーストタワーも最近辰巳に建てられた豪華タワーマンションの一つです。↑アムステルダムをイメージして作られた「ブリリア辰巳キャナルテラス」
↑再開発がスタートした辰巳アパート
↑辰巳桜橋とタワーマンション。ドラマでも良く使われます。

株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
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