東京都内の名門公立中学校・学区内のおすすめマンションと探し方|麹町中・清新第一中・第六中

2016.09.29
東京都内の名門公立中学校・学区内のおすすめマンションと探し方|麹町中・清新第一中・第六中

都内の公立校の中には、昔から「名門」と呼ばれてきた学校が何校もあります。公立小学校・中学校は通うために居住地の規定があるため、通学を希望する場合はもちろんその区域内に住む必要があります。

千代田区立麹町中学校、江戸川区立清新第一中学校、文京区立第六中学校は、都内名門校の中でも御三家といわれる公立中学校。この3校に通わせたい親御さんは非常に多く、学区域のマンションは例年大変人気となります。

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今回はこの3校の特徴と学区域にある良質な中古マンション、さらに希望学区内のマンションを簡単に探す方法をご紹介します。

監修者:針山昌幸

針山昌幸 プロフィール写真

株式会社Housmart 代表取締役
宅地建物取引士・損害保険募集人資格
『中古マンション 本当にかしこい買い方・選び方』
(Amazonランキング・ベストセラー1位)

都内の公立中学校の御三家、なぜ「名門」と呼ばれるのか

かつて都立日比谷高校などのトップ校が東大入学者を多く輩出していた時代、その都立高校へ大量の合格者を出していたのが、今回取り上げる3校です。今でも公立御三家中学校に子どもを通わせるご家庭の中には、公立御三家中学校に入学させ、高校受験では都立トップ校や私立難関校を目指すという「エリートコース」を歩ませたい、とお考えの方も少なくありません。公立小学校であるため、私立中学校ほどの独自性の強いカリキュラム等を期待してしまうとイメージと違った・・・ということになりかねませんが、伝統校としての意識も高く、通われる親御さんやお子さんの勉学への意識も相応であるぶん、安心して子どもを通わせられるといえます。>>【教育環境の見極め方】東京で「子どもを公立小学校へ」親が知っておくべきこととはそれでは、ここからは3校の特性とおすすめマンションを、順番に見ていきましょう。

千代田区立麹町中学校

東京都千代田区平河町にある麹町中学校は、新制中学校として1947年4月に設立されました。

校舎のある敷地は、安田財閥の安田善次郎氏の私有地を寄付されたもので、庭のソテツの木を枯らさないことが条件でした。ソテツの木は代々大切にされ、2012年に新校舎が建てられた際も約束は守られ工事の間移植保存され、そして新校舎落成と共に戻されて、今もシンボルツリーとなっています。

1950~60年代、東大合格者全国1位だった都立日比谷高校に多数の合格者を出していたことから、名門中学校として有名となりました。当時は、千代田区立番町小学校→千代田区立麹町中学校→都立日比谷高校→東京大学がエリートコースとして知られていました。

千代田区では、区立中学校は通学区域を設けず、「学びたい学校・学ばせたい学校」を自由に選ぶことができる学校選択制を実施しています。参考:区立中学校の通学区域と学校選択(千代田区HP)

麹町中学校学区のおすすめマンション

学校選択制を採っている千代田区ですが、やはり通学距離が短いに越したことはありません。麹町中学校まで徒歩12分という好立地に位置するのが、レグノ・グランデ一番町タワーです。なんとこの小学校、同じく名門公立小学校として知られる千代田区立麹町小学校の学区域。しかも徒歩2分! 千代田区立の小学校は指定制のため、学区域であることは絶対です(越境という手段はおすすめできません)。お子さんの教育環境を考えて学区を意識される方には、まさに願ってもない好立地といえます。コンシェルジュや応接スペースを兼ね備えたエントランスホール、マンションの屋上には庭園があるなど、共用設備も充実しています。東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅まで徒歩2分、東京メトロ有楽町線 麹町駅まで徒歩5分、JR中央・総武線 市ケ谷駅まで徒歩9分など、圧倒的な交通利便性は、親御さんの通勤にもありがたいところ。まさに都心生活を謳歌できるスペシャルな中古マンションです。
 

江戸川区立清新第一中学校

1983(昭和58)年に開校した清新第一中学校は、「清一」という略称で知られており、西葛西の駅に近い荒川沿いにあります。葛西沖を埋め立て区画整備された落ち着いた新興住宅街に囲まれ、緑の多い好環境で学べること、また熱心な進学指導で定評があります。

江戸川区は、原則として居住先の住所によって通学区域の学校が決められていますが、希望者は「通学区域外の受入れが可能な学校」から入学する学校を選ぶことができます。ただし、各校の状況により「30人程度」・「10人程度」・「通学区域外から受入れができない学校」があります。江戸川区の発表によると令和3年度入学に関しては、清新第一中学校は「通学区域外から受入れができない学校」とされています。学校選択制が導入された後は、区内一の人気校となっており、都立日比谷高校など進学重点校の都立高校への入学者はもちろん、難関私立高校への合格者も輩出しています。それだけに、もし清新第一中学校への入学を強く希望する場合はやはり選択制に期待するのではなく、指定の学区域にお引越しされることが賢明といえそうです。参考:中学校の学校選択制について(江戸川区HP)

清新第一中学校学区のおすすめマンション

ザ・ガーデンズ西葛西は、東京メトロ東西線 西葛西駅 徒歩8分の立地に建つマンション。清新第一中学校までは徒歩11分。もちろん学区内なので、学校選択制になった今でも優先的に入学できます。

大型ショッピングセンター・イオン葛西店が徒歩5分なので買い物利便性も抜群。休日はイオンでお買い物のついでに、広大な敷地を持つ江戸川区自然動物園や行船公園に寄って過ごすことも。2016年にできた比較的築年数の浅い中古マンションです。
 

文京区立第六中学校

文京区はそのハイレベルな教育環境が注目される地域です。

そんな文京区向丘にある文京区立第六中学校は、1947年にこれも公立小学校の人気校である文京区立誠之小学校の構内に開校されました。現在の校舎は2014年に完成した赤煉瓦タイルの美しい校舎で、誠之小学校から400m程離れた本郷通沿いにあります。

文京区では誠之小学校→第六中学校→都立小石川高校→東京大学というルートがエリートコースであったこと、また東京大学の弥生キャンパスの目の前に位置する落ち着いた環境から、今でも大変人気があります。

文京区では、中学校においては指定校以外の学校も希望することができる「学校選択制度」を採用しているため、学区域以外であっても第六中学校へ入学できる可能性はあります。ただ、希望者が多い場合は抽選となることも。令和3年度入学の第六中学校への入学希望者は受入れ可能人数の約3倍。これは例年続いている傾向なので、どうしても第六中学校への通学を望む場合は、やはり通学区域内に住むのが必須といえるでしょう。参考:中学校 学校選択制度(新入学手続き)のご案内(文京区HP)

第六中学校学区のおすすめマンション

東京メトロ南北線 東大前駅まで徒歩1分、第六中学校までも徒歩1分! 中学校のほぼ真横と呼べる場所にあります。親御さんの通勤にもお子さんの通学にも便利な、親子で嬉しい立地です。名門公立小学校である誠之小学校の学区域(徒歩7分)なので、お子さんを誠之小学校→第六中学校へ通わせることができます。

間取りは2LDK〜4LDK+WICで豊富に揃っています。中古マンションはタイミング勝負。狙っている人も多い人気エリアの物件なので、ぜひしっかりウォッチして希望条件が揃った物件が出たその時を見逃さないようにしましょう。
 

まとめ

東京で公立中学御三家と呼ばれる3つの中学と、その近くにある人気の物件をご案内しました。

中学校選択は、我が子の大切な将来を左右する進路選択の大切なステップです。住まいを考える際は、教育の面もしっかり考えて選びたいですね。

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マンションジャーナル編集部

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