マンション売却における購入申込書(買付)の確認必須ポイントとは
2014.11.14
一連のマンションの売却活動を行い、見学をした買い主様候補から購入の申込書が入った瞬間というのはとても嬉しいものです。「これでマンション売却も終わりだ!」と思いたいところですが、確認するべきポイントがいくつかあります。>>>マンションを売却するなら知らないと損するサービスとは?
購入申込書はマンション購入の単なる意思表示
実は「購入申込書」とは買い主様の「単なる意思表示の書面」にすぎませんので「やっぱりや〜めた」と買い主様が言ってしまえばそれまでなのです。ただ買い主様もよほどマンションを気に入らなければ「購入申込書」を書きませんので、まずはその内容をしっかりとチェックして返答するようにしましょう。購入申込書は「買付(かいつけ)」とも言います。購入申込書に記載されている内容は以下の通りです。- 購入申し込みをしたマンションの詳細
- 購入希望価格
- 住宅ローンを利用するかどうか・ローン利用金額
- 手付金の金額
- 契約締結の希望時期
- マンション引き渡しの希望時期
- その他条件
- 買い主様情報
1.購入希望価格
購入申し込み金額が、売り出し価格のそのままの金額での購入申し込みであれば何の問題もありませんが、多くの場合値引きをした金額が「購入希望価格」として記載されています。その金額で良いかどうか、再度「○○円ならどうか」と交渉するか、購入希望価格が重要なポイントになります。>>>マンションを早く、高く売るテクニックとは?2.手付金の金額
話が進み、マンションの売買契約を締結するタイミングでお金を一部先に貰うのが「手付金」です。手付金以外の残りの代金は、売買契約後1ヶ月ほど後の決済のタイミングで振り込まれます。この手付金が低すぎると売買契約が終わった後にキャンセルになってしまう可能性が高くなります。基本的はマンションの価格の5%程度貰うのが良いでしょう。>>頭金・手付金・諸経費の違いをおさえよう!3.売買契約締結の希望時期
「いつマンションの売買契約をするのか」も購入申込書には記載してあります。これが2週間後や3週間後ですと危険です。マンションの売買契約のタイミングが遅れれば遅れる程、買い主様が「絶対に買いたい!」と思っていても、知り合いや家族から「もっといいマンションがあるよ、やめときなよ」などと何の根拠もないことを吹き込まれ「やっぱりやめた」と購入をやめる可能性が高くなるのです。3-1 マンション売却のスピード
もちろん無理に契約をする必要はまったくありませんが、平日マンションを見学して、その週末に契約をするなどというのは至って普通のスピードです。もし仮に契約が流れた場合、その契約までの時間が無駄になってしまいますのでマンションの販売期間が長くなってしまいます。3-2 選択権は売主にある
ちなみに購入申込書が入っても、必ず先着順に交渉をしないといけないという訳ではありません。人気のあるマンションであれば、複数の買付が同時に入ることもありますので、どの買い主様とお話を進めるかは売り主様次第です。買い主様の中でも「購入申込書を出せば必ずマンションが買える」と勘違いをしている方がいらっしゃるのですが、買い主様にも購入申込書を提出した後に自由があるのと同様に、売り主様にも自由が認められています。>>>そもそもマンションを売却するべきか、賃貸に出すべきか迷っている方はこちらをお読みください株式会社Housmart
マンションジャーナル編集部
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