【プロ監修】なぜガレリアグランデの資産価値は高いのか

2017.07.28
【プロ監修】なぜガレリアグランデの資産価値は高いのか

ガレリアグランデのメリット

  • 人気の高い有明小・中学校に至近
  • デザイン性に優れたエントランス
  • 屋内プールなど豪華な共用施設

ガレリアグランデのデメリット

  • 子供向け共用施設がない
「湾岸タワープロジェクトの集大成」として2006年2月に完成した地上100m・全413邸・地上27階建てのタワーマンション、ガレリアグランデ。ゆりかもめ「有明テニスの森」駅から徒歩7分、都バス「有明小中学校前」バス停から徒歩1分の好立地に加え、有明ガーデンズやワンザ有明ベイモールといった大型商業施設が徒歩圏内という利便性の高さから非常に注目を集めているマンションです。ガレリアグランデの購入を検討するにあたり、
  • 「有明エリアは子育ての環境に適したエリアなのだろう」
  • 「数ある湾岸エリアのマンションの中で、どんな強みがあるのだろう」
  • 「湾岸エリアは再開発が進んでいるけど、生活利便性はどうなのだろう」
という疑問をお持ちではありませんか?そこで本記事では具体的にはガレリアグランデについて
  • ガレリアグランデの立地、3つの注目ポイント
  • ガレリアグランデの建物&設備、2つの注目ポイント
  • ガレリアグランデの購入をおすすめする方、しない方
の順番にご紹介していきます。

監修者について

監修者:渕ノ上 弘和

渕ノ上 弘和プロフィール写真

コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社 代表取締役 (保有資格:不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/マンション管理士/管理業務主任者/マンション維持修繕技術者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP/マンション建替士)

【立地】注目ポイント3つ

  1. 五輪後も再開発が進む、有明エリア
  2. 近隣に「有明ガーデン」があり、生活利便性が向上
  3. 人気の高い有明小・中学校に至近

①五輪後も再開発が進む、有明エリア

有明エリアは東京五輪に合わせて再開発が進められましたが、五輪後もさらに開発が進められる予定です。五輪後に計画されている有明エリアにおける再開発には、具体的に以下のような計画が挙げられます。
  • 有明アリーナが室内競技大会やエンターテインメントの会場として恒久施設化
  • 有明北地区が「有明レガシーエリア」としてアーバンスポーツゾーンに
  • 約1,200席を有する劇団四季の専用劇場「有明四季劇場」がオープン
  • 有明南地区にコナミとテレビ朝日が複合ビルを開発
五輪後の有明はアーバンスポーツの拠点としてのみならず、コンサートやミュージカルをはじめとする多方面のイベントが開催されるエンターテイメントの発信地としても賑わうでしょう。有明南地区における開発では、コナミとテレビ朝日がそれぞれエンターテインメント性の高い複合ビルを建設する予定です。コナミは「国際コンベンションゾーン有明を世界に発信する」というコンセプトで生放送・動画配信が可能なスタジオやショップ等を有する延床面積52,000㎡のビルの建設を計画しています(2025年1月事業開始予定)。参考:「臨海副都心有明南G1区画・有明南H区画進出事業予定者の決定について」(東京都公式HP)テレビ朝日はドラマや番組の制作スタジオ、同社保有コンテンツを活用した各種アトラクションやデジタルアートミュージアム等の体験ができるイベント・エンターテインメントスペース等を有する延床面積44,190㎡のビルを建設する予定です(2024年12月事業開始予定)。

②近隣に「有明ガーデン」が完成し、生活利便性が向上

2020年6月にオープンした大型複合施設「有明ガーデン」。有明ガーデンには200以上ものテナント店舗、約8,000人を収容できる「東京ガーデンシアター」、天然温泉など日常生活の利便性と満足度を高める施設が集まっています。カフェやレストランはもちろん、スーパー(イオンスタイル)、ベビー用品店、幼児教室などもあるため、多忙な子育て世帯のニーズにもしっかりと適応しているといえるでしょう。ガレリアグランデから有明ガーデンまでは徒歩8分という近さであるため、有明ガーデンを日常的に利用することができます。毎日の買い物から休日に楽しめる娯楽まで幅広く利用できる有明ガーデンが生活圏内にあるという点は、ガレリアグランデに住む大きなメリットの1つといえるでしょう。

③人気の高い有明小・中学校に至近

江東区立有明小・中学校は、2011年に大手建築設計事務所の久米設計が手掛けた小中連携校です。同時開校の小中学校が同じ敷地内にあり、小中学校が合同で行事を行うなど、小学校から中学校へのスムーズな進学ができるように配慮がされています(なお、小中一貫校ではないため他の中学校に進学することは通常どおり可能)。校内には雑木林、ビオトープ、菜園など多くの自然が取り入れられており、「里山のような学習・生活環境の中で、子供たちが自ら楽しく学べる校舎」を目指した設計がされています。デザイン性に優れた設計であることから、同校は東京建築賞・木材利用優良施設コンクール・日本建築家協会優秀建築選といったコンクールで賞を取った実績もあります。ガレリアグランデから有明小・中学校までは道路を挟んで真向かいにあり、小学生の足でも徒歩2〜3分の至近距離にあります。デザイン性と機能性に優れた校舎のある学校でのびのびと子育てをしたい家庭にとって、有明小・中学校が目と鼻の先にあるガレリアグランデに住むメリットは大きいでしょう。

【建物&設備】注目ポイント2つ

  1. エントランスの優れたデザイン性
  2. 豪華な共用施設

①エントランスの優れたデザイン性

ガレリアグランデ エントランスデザインガレリアグランデのデザインには彫刻家や陶芸家が携わっており、デザイン性の高い外観やエントランスとなっています。エントランス周りを緩やかに湾曲した水盤が囲み、水の上を歩いているようなエントランスへのアプローチが、洗練された雰囲気を漂わせます。エントランスを入るとホールが一面ガラス張りの吹き抜け空間となっており、天井も高いため日差しや夜景を楽しむことができる開放的な構造となっています。ガレリアグランデ エントランスエスカレーターホールからエスカレーターで3階まで上がると重厚感のあるエントランスホールがあり、開放的な1階ホールとは一変して静寂な空間に包まれます。外観やエントランスはマンションの顔ともいえるため、デザイン性の高いガレリアグランデでは日常生活の中でも高揚感やステータスを味わえることでしょう。

②豪華な共用施設

ガレリアグランデ ロビーガレリアグランデ コンシェルジュカウンターガレリアグランデは共用施設もラグジュアリーな仕様となっており、ホテルのような上質な空間を堪能することができます。特筆すべき豪華な共用施設として、本トピックでは以下3つを紹介します。
  • ロビー(3階)
  • 屋内プール(3階)
  • バーラウンジ(27階)
ロビーは黒を基調としたモノトーンのデザインで、落ち着きのある間接照明や上質なソファなどが設置されています。シックな雰囲気と静寂さに包まれた清潔感のあるロビーでくつろぐ時間は贅沢なひと時でしょう。屋内プールはガラス張りになっており、泳いだりプールサイドで休んだりしながら湾岸エリアの景色を楽しむことができます。白、黒、ダークグレーを基調としたモノトーン調の色使いがされているため、プールというアクティブな空間でありながら落ち着きも持ち合わせています。バーラウンジは最上階の27階に設置されているため眺望が非常に良く、レインボーブリッジやお台場の夜景を一望することができるという点が大きな魅力の1つです。内装も天井が高く開放感のあるデザインで、暗めのカラーで統一されたシックな空間が創出されています。他にもスカイガーデンやフィットネスジムといった施設も用意されているため、ガレリアグランデの共用施設は充実度が高いと言えます。

有明エリアの他マンションとの比較

ブリリアマーレ有明タワー&ガーデンとの比較

ブリリアマーレ有明東京建物、伊藤忠都市開発、プロパストの3社が「ホテルライクではないホテルそのものをめざす」をスローガンに2008年12月に分譲した1,085戸の大型マンション、ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン。大規模商業施設「有明ガーデン」が徒歩圏内という点はガレリアグランデと同様です。一方で、りんかい線「国際展示場」駅から徒歩8分、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅から徒歩5分という点で、交通利便性はブリリアマーレ有明タワー&ガーデンの方がやや高いでしょう。ブリリアマーレ有明タワー&ガーデンには、マンション内に24時間営業のコンビニ(デイリーヤマザキ)、クリニック(小児科・内科・歯科)、区認可保育園、クリーニングなど生活利便性を高める施設が充実しているという点も、ガレリアグランデより優位な点といえます。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン

シティタワー有明との比較

シティタワー有明は、住友不動産が2009年12月に分譲した33階建て、483戸のマンションです。ゲストルーム3室、高層階(31階)のビューラウンジ、フィットネスジムなどの共用施設を有していますが、その他の共用施設はガレリアグランデと比較するとややシンプルです。リビングから続くバルコニーがない「ダイナミックパノラマウインドウ」であるため、ガレリアグランデよりも居室内からの眺望は良好でしょう。一方、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅から徒歩10分と駅からやや遠い立地であるため、交通利便性ではガレリアグランデに劣ります【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|シティタワー有明

ブリリア有明スカイタワーとの比較

世帯年収700万円で購入できる超絶おすすめタワーマンション_ブリリア有明スカイタワー東京建物が2011年3月に分譲した33階建て1,089戸のマンションで、ブリリアマーレ有明タワー&ガーデンと隣接しています。プール、ジム、スパ、バーラウンジを備えており、ガレリアグランデと並ぶ豪華な共用施設が特徴です。1階にスーパー(文化堂)が10時から22時まで営業しているため、食料品などの買い物という点ではガレリアグランデよりも便利でしょう。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|ブリリア有明スカイタワー

ブリリア有明シティタワーとの比較

ブリリア有明シティタワー東京建物と住友不動産が2015年3月に分譲した33階建て、600戸のマンション。ブリリアマーレ有明タワー&ガーデンと同様に最上階には「The Resorts」という共用施設を集約したフロアがあり、キッチンスタジオ、スパ、ジムなど14の施設が用意されています。一方で、スーパーやコンビニまで徒歩10分程度かかるという点は、ガレリアグランデと同様に日常生活で気になるかもしれません。りんかい線「国際展示場」駅から徒歩15分、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅から徒歩11分であり、交通利便性においてはガレリアグランデに劣っていますなお、交通利便性を補うため、本マンションからりんかい線「国際展示場」駅までシャトルバスが運行されています(平日午前6:30から9:30まで、15分間隔)。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|ブリリア有明シティタワー

こんな方におすすめ

①多様な共用施設を存分に楽しみたい方

ガレリアグランデの大きな強みの1つとして、共用施設の充実度が挙げられます。プールやフィットネスジムで運動をしたり、落ち着いた雰囲気のバーラウンジで優雅に晩酌をしたり、スカイガーデンで湾岸エリアの景色を楽しんだりと日常をより多彩に演出してくれるでしょう。マンション内でもアクティブに動きたいと考えている方に適したマンションといえます。

②ホテルライクな内装のマンションを探している方

ガレリアグランデは内装のデザイン性が非常に高く、エントランス、内廊下、エレベーターホールは高級ホテルのように重厚感のある作りになっています。日常生活の中でもラグジュアリー感や高揚感を味わいたい方におすすめです。

③新しさと活気の中で賑やかな暮らしをしたい方

有明エリアは五輪後も引き続き開発が進む見込みです。2021年以降もスポーツやエンターテイメントにおける新しい文化圏を形成し、より一層活気付くことでしょう。都心部の新興エリアだからこそ味わえる賑やかな暮らしを満喫したい方にとって、開発最中にあるエリアに位置する本マンションはおすすめです。

購入に向いていない方

①子供向けの共用施設を重視する方

ガレリアグランデは2LDKの間取りが中心であることから、子育て世帯がメインターゲットではないと考えられます。実際、共用施設にもキッズルームや保育園等の子供向け施設は用意されていません。これから子育てを迎える共働き世帯など、子供向け共用施設を重視する方にはあまりおすすめできません。

②管理費を抑えたい方

ガレリアグランデはハイクオリティの共用施設が揃っている分、管理費が割高になりやすいでしょう。管理費という毎月必ず発生する固定費を抑えたい方は、シンプルな共用施設のマンションの方が適しているかもしれません。

③希少価値の高いマンションを購入したい方

有明エリアを含む湾岸エリアには、ガレリアグランデと同等の規模およびクオリティのタワーマンションが大量供給されています。立地やクオリティの点で群を抜くことは難しいでしょう。希少性が高く、ヴィンテージマンションとして竣工から数十年が経過しても名を残すようなマンションを購入したい方には適さないマンションといえそうです。

動画で見る!有明の人気マンションの魅力

人気が高まる有明のマンション群や居住環境についてご紹介しています。合わせて見ると、より具体的に有明エリアでの生活がイメージできるはずです!

▼【動画】有明の人気マンションの「住みやすさ」を現地で確認してきました!

株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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