【プロ監修】なぜパークタワー豊洲の資産価値は高いのか
2018.08.26
パークタワー豊洲のメリット
- 有楽町線「豊洲駅」から徒歩5分と交通利便性に優れる
- 2022年、マンションの隣にスーパー「ライフ」開業予定。
- マンション1階に民間保育所「ぽけっとランドパークタワー豊洲」が入居
パークタワー豊洲のデメリット
- 交通量の多い晴海通りに面している
- 「豊洲エリアは子育ての環境に適したエリアなのだろうか?」
- 「数ある湾岸エリアのマンションの中で、どんな強みがあるのか?」
- 「湾岸エリアは再開発が進んでいるけど、生活利便性はどうなのだろう?」
- 立地、3つの注目ポイント
- 建物&設備、2つの注目ポイント
- 豊洲エリアの他マンションとの比較
- 購入をおすすめする方
- 購入に向いていない方
監修者について
監修者:渕ノ上 弘和
コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社 代表取締役 (保有資格:不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/マンション管理士/管理業務主任者/マンション維持修繕技術者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP/マンション建替士)
【立地】注目ポイント3つ
①まだまだ発展著しい豊洲エリア
2000年頃からタワーマンションの建設が始まり、これまで発展を続けてきた豊洲エリア。築地市場が新豊洲に移転したのは記憶に新しいところです。東京五輪2020も終わり、湾岸エリアの整備も一巡したと思われる方もいるかもしれませんが、豊洲をはじめ、湾岸エリアでは多くの開発計画が進行しています。ららぽーと豊洲の東側隣接地では、三菱地所が2025年完成に向けて2棟のオフィスビルを建設予定です。参考:「(仮称)豊洲 4-2 街区開発計画」始動」(三菱地所株式会社公式プレスリリース)企業のオフィス以外にもシェア企業寮などが新しい働き方に対応した用途も計画されており、豊洲エリアの先進性を示す建物になるでしょう。②豊洲駅から徒歩5分の立地
豊洲には多数のタワーマンションがありますが、豊洲駅から徒歩5分以内に立地するマンションはそこまで多くは無く、パークタワー豊洲の大きな特徴の1つと言えます。豊洲駅には駅近のマンションは少なく、豊洲駅から徒歩4~5分は駅に近いマンションに分類されます。当然ですが、駅の距離が近ければ日々の通勤や通学、お出かけは便利になります。交通利便性を求める需要は根強く、駅距離はマンションの資産価値に最も大きな影響を及ぼす要素の1つです。③2022年、スーパーが隣接地に開業予定
パークタワー豊洲の北西側隣接地において、2022年にスーパー「ライフ」がオープンする予定です。参考:豊洲4丁目にスーパー「ライフ」が誕生へ!2022年に豊洲のスーパーは7店に(とよすと)すでに豊洲には複数のスーパーがありますし、パークタワー豊洲からはイオン東雲店も徒歩圏で利用できます。ですが、隣地にスーパーがオープンすれば、これまで以上に日々のお買い物が便利になります。「日々のお買い物はライフ、夜間のお買い物は24時間営業のイオン東雲店、休日のお買い物はららぽーと豊洲」といったように、その時々のシーンに合わせて使い分けることができます。【建物&設備】注目ポイント2つ
①派手さはないものの、ニーズを押さえた共用施設
パークタワー豊洲には、ゲストルームの他、集会室やガーデンラウンジなどの共用施設があります。総戸数185戸とコンパクトなタワーマンションですので、大規模なマンションに比べると共用施設の数や種類では見劣りするかもしれません。ただ、大規模マンションに設置されるキッズルーム、キッチンスタジオ、プールやフィットネスなどは、家族構成や趣味などによって利用頻度が各家庭で異なります。そのような意味で、パークタワー豊洲には必要最低限の共用施設が用意されていると捉えることもできます。共用施設が多ければ、それを維持していくための管理費や修繕費が必要になるので、ランニングコストを考えると必要最低限の共用設備はメリットを捉えることができます。 平置き駐車場②民間保育所「ぽけっとランドパークタワー豊洲」の存在
マンションの1階に民間保育所「ぽけっとランドパークタワー豊洲」が開業しています。すでに小さなお子様がいるご家庭には嬉しい施設ですし、これから出産・子育てを考えている方にも嬉しい施設です。1階に保育園、隣接地にスーパーが開業予定、区立豊洲小学校は約290m、区立深川第五小学校は約80mと周辺施設が充実しており、パークタワー豊洲は「子育てしやすいマンション」と言えます。豊洲エリアの他マンションとの比較
アーバンドックパークシティ豊洲との比較
豊洲エリアの再開発の先駆けとも言える1020戸のツインタワーマンションです。三井不動産とIHIが中心となって開発されました。アーバンドックパークシティ豊洲は多彩な豪華共用施設を有していますので、共用施設の充実度においてはパークタワー豊洲の方が劣ります。アーバンドックパークシティ豊洲には、スカイラウンジ、プール&ジェットバス、サウナなどが設置されています。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|アーバンドックパークシティ豊洲シティタワーズ豊洲ザシンボルとの比較
2009年に住友不動産によって分譲された44階建てのタワーマンションです。タワーマンションからの眺望を活かすためにダイナミックパノラマウインドウを採用しているので、バルコニー側の眺望という面ではシティタワーズ豊洲ザ・シンボルの方が優れています。また、シティタワーズ豊洲ザシンボルは外観が全面ガラスウォールになっており、スタイリッシュでラグジュアリーな雰囲気が特徴です。一方、パークタワー豊洲は、南国をイメージした庭園など、どちらかと言えば少し温かな雰囲気の共用部です。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|シティタワーズ豊洲ザシンボル豊洲シエルタワーとの比較
豊洲シエルタワーは、豊洲駅直結で交通利便性が高いマンションです。パークタワー豊洲よりも交通利便性の面では優れています。一方、大手ゼネコンの清水建設が施工から分譲まで手掛けているので安心感はありますが、全体的に質素な造りになっています。マンションのラグジュアリー感においては、パークタワー豊洲の方が勝っています。【関連記事】買う前に要確認!デメリットも解説|豊洲シエルタワーこんな方におすすめ
①共働きのファミリー層
パークタワー豊洲は、交通利便性と生活利便性のバランスの良いマンションです。駅からの距離が近く、マンション1階には保育園があるため、夫婦共働きのファミリー向きのマンションと言えます。加えて、ららぽーと豊洲や新豊洲の市場、有明ガーデンなどお出かけスポットが周辺に豊富にありますので、休日にご家族で出かけるのが楽しみなエリアです。②豊洲駅近マンションが欲しい方
豊洲シエルタワーを除き、豊洲駅の多くのマンションは駅から徒歩5分程度離れています。パークタワー豊洲は駅近マンションに分類されるため、豊洲駅からの距離を重視される方におすすめです。③ほど良いコミュニティを求める方
1,000戸近い大規模タワーマンションとは違い、185戸というほど良いコミュニティサイズです。管理組合活動などを通じてマンション内で住民同士のつながりを作りやすいサイズと言えます。また、大規模修繕などマンションにとって重要な意思決定も協議しやすいサイズ感です。ご自身が関わりやすい、ほど良いコミュニティを求める方におすすめできるマンションです。④マンションに柔らかい雰囲気を求める方
三井不動産が分譲したクオリティの高いマンションですが、南国風の中庭や温かみのある色合いなど、全体的に柔らかい雰囲気を有しています。好みの違いで良し悪しではありませんが、マンションに温かさや和み、親しみやすさを求める方におすすめできるマンションです。購入に向いていない方
①豪華な共用施設を楽しみたい方
プールやフィットネスなど大規模マンションならではの共用施設を日常的に利用したい方には、パークタワー豊洲は向いていません。豊洲には豪華な共用施設を有しているタワーマンションが他にもたくさんありますので、他のマンションを視野に入れて物件選びを行うことをおすすめします。②静かな住環境を求める方
パークタワー豊洲は、交通量が多い晴海通りに面しています。遮音性に配慮して設計されていますが、窓を開けると車の音などが入ってくることも想定されます。住戸のバルコニーの方位によっても異なりますが、静かな住環境を求める方は幹線道路に面していないマンションを選ぶ方が確実です。③免震構造を求める方
マンションは、耐震構造、制震構造、免震構造に分類されます。パークタワー豊洲は、ダンパーを活かした制震構造が採用されています。制震構造は、建物の損傷を防止する役割はあるものの、住戸内の家具は多少動きます。また、下階の方は耐震構造と同様の揺れを感じると言われています。【関連記事】免震、制振、耐震の違いとは?タワーマンションの耐震性や地震対策を徹底解説!地震の際に建物の揺れそのものを緩和する免震構造とは違いますので、免震の建物を優先する方は、別のマンションをおすすめします。【動画】豊洲エリアの人気の理由「住みやすさ」を現地で確認してきました!
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マンションジャーナル編集部
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