千代田区立麹町小学校・学区域のおすすめ中古マンション
2019.06.12
都内きっての名門公立小学校の一つ、千代田区にある区立麹町小学校。その学区内に居を構えて我が子を通わせようと、引っ越しを検討しているファミリーも少なくありません。が、そこは人気学区。ただでさえ物件数が限られる千代田区で、望み通りの物件を見つけるにはコツがあります。今回は、そんな麹町小学校の特徴や、該当学区内のおすすめ中古マンション、そしてその賢い探し方までをご紹介します。
監修者:針山昌幸
麹町小学校はなぜ人気なのか
麹町小学校は、千代田区では番町小学校に次いで二番目に人気が高いといわれています。麹町小学校は教育熱心な子育てファミリーに絶大な人気があり、それはエリートコースにつながるブランド校、というイメージがあるためです。かつて麹町小学校の生徒は、そのほとんどが千代田区立麹町中学校に進学。その後、麹町中学校から日比谷高校、その後東京大学に進むことが、長く日本のエリートコースとされていました。本校の卒業生は、政界・財界・出版界など分野を選ばず多士済々。現在では麹町小学校の生徒は、有名私立中学校や国立大学の附属中学校を受験する子が多くなっていますが、「エリートを育成する小学校」とのブランド・イメージはいまだ強く、麹町小学校に入学するために学区域に住み替えをするファミリーも多くみられます。麹町小学校の歴史
麹町小学校は1993年、旧麴町小学校と永田町小学校が合併して誕生した学校です。前身である旧麹町小学校も永田町小学校も、明治に遡る歴史を持った伝統校でした。戦前は「一高から東京帝大」へと続くエリートコース、戦後は「麹町中学から日比谷高校、東京大学」に進むための前段階の小学校として注目されてきました。千代田区出張所を併設する形で建設された校舎は新しく、全館冷暖房が付いており、水深を変えられる可動式の温水プールも備えています。言われなければ小学校とは気がつかないようなスタイリッシュな外観は、インパクト大。こうした近代的な設備が整っている校舎も、生徒や父兄に人気のようです。麹町小学校の教育方針
教育目標は、「よく考える子=知、思いやりのある子・進んではたらく子=徳、明るく元気な子=体」を掲げています。カリキュラムでは、建物の特性を活かした取り組みも行われています。その一つが「オープンスペース」の教室であること。クラスとクラスの区切りがなく、広いスペースを共有して授業を行います。またランチタイムには、ランチルームで全校生徒が一斉に給食を食べます。さらに地域にも開かれた小学校をめざし、夜6時よりプールやランチルーム、音楽室、図工室などを一般に開放。※セキュリティ対策は、教室側のシャッターを閉めるなど厳密に行われています。また夏休みには卒業生主導によるラジオ体操が行われ、PTAによる「見守り隊」パトロール活動があるなど、OBや地域と連携して学校活動を進めています。生徒の学力を高める取り組みにも注力し、5、6年生の生徒と父兄を対象に「学校の授業はどれくらいわかっているか?」というアンケートを行い、学校の指導をふり返り、子どもにも自己評価させるそうです。麹町小学校区エリアの特徴
麹町小学校の学区域は、千代田、皇居外苑といった皇居周辺、霞ヶ関、永田町の官庁街を含んでいます。江戸時代には旗本屋敷、現在では日本の中枢機関が集積した政治・経済・文化の中心地。日本という国の動きを肌で感じられる環境と言えます。霞ヶ関の議員宿舎も学区内であり、年収や教育水準が高い家庭が多いエリアとされています。また通常の小学校なら6年生の社会科見学で行く「国会議事堂」や「警視庁」に、麹町小学校では低学年で足を運びます。こうした特殊な環境に住むことにより、子どもに国際性や広い視野を身につけさせたいと考えるご家庭もあるようです。麹町小学校の学区
麹町小学校の学区は以下の通りです(2021年4月時点)。- 霞が関一・二・三丁目
- 永田町一・二丁目
- 隼町
- 平河町一・二丁目
- 麹町一・二・三・四丁目
- 一番町、二番町(1・3・5・9・11)
- 皇居外苑
- 千代田
麹町小学校区域のおすすめマンション
では、麹町小学校区域のおすすめマンションをいくつかご紹介しましょう。①レグノグランデ一番町タワー
東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩2分、また千代田区立麹町小学校からも徒歩2分という、麹町小学校を志望するご家庭にはこれ以上ない好立地にあるのがレグノグランデ一番町タワー。一帯は、高級住宅街の一番町。江戸時代から続くお屋敷街で、中古マンションの資産価値も維持されやすい立地です。周辺は北の丸公園など緑ゆたかな自然環境に恵まれており、お子様と休日に樹木を見ながらお散歩も楽しめる環境です。さらに、このマンションの大きな魅力の一つが屋上庭園。屋上庭園からは、自宅とは違う方角の美しい都心の眺めやきらめく夜景が堪能できます。②パークコート一番町
由緒ある大名屋敷の跡地・一番町に、2019年に完成した築浅の中古マンションが、パークコート一番町です。最寄り駅は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩4分、麹町小学校までも徒歩3分と通学しやすい立地です。三井不動産が手がける高級分譲マンションシリーズ「パークコート」のひとつですから、マンションの構造や外観、内部の仕様にもグレードの高さが光ります。パークコート一番町というマンションの特徴は、共用施設を思いきって減らしていることです。ハイグレードなマンションですが、エントランス前に植栽があるくらいでコンシェルジュ・サービスなどはありません。しかしオートロックや宅配ボックスなど、共用部のサービスは整っていますし、共用施設が少ないことは管理費削減にもつながります。共用施設の充実度はご家庭の事情に合わせて選ぶと、中古マンション選びで後々後悔することが減るでしょう。周囲の自然環境にも恵まれ、マンションから皇居へは徒歩圏内です。休日にはご家族で皇居のまわりをジョギングするのも楽しそうですね。③パークコート・ジオ永田町
まさに「日本の中枢」に住む、というのがふさわしい立地。希少性はピカイチです。周囲には国会、参議院議長公邸・衆議院議長公邸、メキシコ大使館など、警察が24時間態勢で警備をしている施設があることからも、治安のよさはお墨付き。もちろんマンション自体も24時間有人管理。周辺環境も含め、安心してお子さんを学校に通わせられるでしょう。④平河町森タワーレジデンス
有楽町線・半蔵門線・南北線の3路線を使える永田町駅徒歩1分!銀座線・丸の内線が通る赤坂見附駅も徒歩圏内のため、2駅5路線を手にできる交通利便性は、同沿線で働く方には何よりもメリット。同マンションの1階にはナチュラルローソンやタリーズコーヒーも入り、ちょっとした買い物にも便利。こちらも安心の24時間有人管理です。【おすすめ記事】知らないと損する「中古マンション探し方のコツ」とは?プロが徹底解説!
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マンションジャーナル編集部
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